南野拓実、モナコでのプレー位置は? 英で遂げた進化に仏メディア期待「前線にダイナミズムと汎用性をもたらす」
南野は今季から強豪モナコでプレーする
日本代表FW南野拓実は今夏にリバプールからASモナコへ移籍した。6季ぶりのリーグ制覇を目指すチームにおいて、イングランドで進化を遂げた南野は「次のレベルへ押し上げる存在」として期待されているようだ。
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南野は2020年1月にレッドブル・ザルツブルクからリバプールへ移籍。2年半の在籍でレギュラーポジションを掴むことはできなかったが、昨シーズンは限られた出番のなかで公式戦10点をマーク。FAカップとリーグカップではそれぞれチームトップの得点数を記録し、国内2冠達成の立役者となった。
複数クラブからの関心が伝えられていたなかで、南野はフランスのモナコへの完全移籍を決断。欧州で4クラブ目となる新天地でさらなる飛躍を目指す。
そんな南野についてフランスサッカー情報サイト「Get French Football News」が特集。「リバプールが国内カップ戦ダブルを達成する上では欠かせない選手」だったと昨季の貢献を振り返り、およそ100分で1得点という(昨季のプレー時間は計1008分)驚異的な得点力を発揮したことについて「昨季のゴール記録は彼のスキルセットが進化したことを示していた」と南野の成長ぶりを特筆した。
「前線にダイナミズムと汎用性をもたらす」役割を求められている南野は、フィリップ・クレメント監督の下で「左サイドか中央でプレーする可能性が最も高い」という。その上で「セカンドストライカーやクリエイターとして、あるいはプレスのリーダーとして多くの可能性を秘めた27歳は多才なスキルとテクニックを持ち、それぞれの役割で高いクオリティーを発揮する」と前評判は非常に高い。
モナコはリーグ・アンのなかでも高いレベルでハイプレスを機能させていたチームの1つであり、リバプールのユルゲン・クロップ監督やザルツブルクのジェシー・マーシュ監督(現リーズ)の下でプレッシングサッカーを学んできた南野はクレメント監督のサッカーにフィットするとの期待も大きい。
「南野は昨季のリバプールで90分あたり30.5回のプレッシングを記録しており、クレメントのチームに馴染むだろう。移籍金はわずか1500万ポンド(約25億円)だが、南野はクレメントの攻撃スタイルを次のレベルに押し上げる存在になり得るだろう」
森保ジャパンのエースは初挑戦となるフランスリーグでどのような結果を残せるのか、注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)