アーセナル、ラツィオMFへ獲得オファー サッリ監督はチェルシー2選手との“トレード”希望か

ラツィオに所属するセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ【写真:Getty Images】
ラツィオに所属するセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ【写真:Getty Images】

サビッチを放出する代わりにロフタス=チークとエメルソンの2選手の獲得を希望か

 イングランド1部アーセナルは、イタリア1部ラツィオに所属するセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの獲得を打診したようだ。しかし、ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督は、古巣でもあるチェルシーに選手を移籍させたい考えがあると、英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

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 2018-19シーズンにチェルシーの監督を務め、UEFAヨーロッパリーグ優勝に導いたサッリ監督は、その後、イタリア1部ユベントスの監督を務め、2021年6月からはラツィオで指揮を執っている。2022-23シーズンに向けた戦力を整えているなかで、サッリ監督には古巣から獲得したい選手がいるようだ。

 今夏の移籍市場で、アーセナルからオファーが届いたとされるサビッチは、ラツィオとの契約が2024年に満了を迎える。サビッチの代理人である元セルビア代表FWマテヤ・ケジュマンは、かつてチェルシーにも所属していた。彼はラツィオに対して、選手がクラブを離れることを希望していることを伝えているという。

 こうした状況のなかで、サッリ監督は古巣のチェルシーにサビッチを売り込み、かつてともに仕事をした2選手とのトレードを実現できないかと考えたようだ。サッリ監督がラツィオへの加入を望んでいるのは、イングランド代表MFルベン・ロフタス=チークとブラジル代表DFエメルソン・パルミエリだという。

 サビッチに対しては、アーセナルとニューカッスルがオファーを出しており、ともに金額は4300万ポンド(約70億円)から4730万ポンド(約77億円)の間であるという。ラツィオは、2年の契約を残していることもあり、この金額では不十分だと考えているという。なお、記事では「チェルシーがラツィオのスター獲得を望むかは不透明だ。トーマス・トゥヘル監督にとって最大の課題は新たなDFを複数獲得することと、最前線の補強だからだ」と、中盤の選手を獲得する必要性に疑問を投げかけている。

 さまざまな思惑が交錯する移籍市場だが、サビッチの去就はどのような決着を見ることになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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