「売る気がない」レアルvs「完全移籍を望む」ソシエダ 久保建英の去就めぐる「問題」を現地報道
去就問題に注目が集まっている久保建英
今季レアル・マドリードからマジョルカへ期限付き移籍していた日本代表MF久保建英にレアル・ソシエダが関心を示している。完全移籍での獲得を目指すソシエダに対し、マドリード側は売却するつもりは全くないため、交渉は難航しているようだ。
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久保は2019年夏にFC東京からレアル・マドリードへ移籍。1年目はマジョルカ、2年目は前半戦にビジャレアル、後半戦にヘタフェ、そして3年目の今季は再びマジョルカへ期限付き移籍していた。今月いっぱいで保有元のレアル・マドリードへ復帰することになるが、今夏も移籍が噂されている。
現在、久保の移籍先として有力候補に挙がっているのはレアル・ソシエダだ。以前から関心が再三伝えられてきたクラブであり、21歳のレフティーを完全移籍で獲得することを狙っているという。
EU圏外選手のための外国枠が埋まっていることもあり、来季も欧州王者レアル・マドリードに久保の居場所はないと見られている。しかし、だからといってクラブに久保を手放す意志はないようだ。
スペインのラジオ「El Larguero」の公式ツイッターはスペイン人ジャーナリストのアントン・メアナ氏からの情報として久保の去就問題をレポート。それによれば、「レアル・マドリードは久保を売る気がない」ため、「レアル・ソシエダとの交渉は進んでいるが、問題がある」のが現状だという。買い戻しオプションをつけるかレンタルでの移籍しか認めない構えのマドリードに対し、完全移籍での買取を望むソシエダと両者の思惑はぶつかり合っている。なお、久保は新シーズンに向けて「新しいチームでプレシーズンを始めたい」と考えているという。
11月に開幕するカタール・ワールドカップが控える重要なシーズンとなるだけに、久保としては少しでも早くプレーするチームを決めたいところだろう。ソシエダとの交渉はどのような結末を迎えるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)