「触れないといけない」 日本9年目のFWウェリントンが世界的名手と同列で挙げた「印象に残った」Jリーガーは?
【インタビュー】怪物イブラヒモビッチ、快足ウインガーのリベリーを称賛
湘南ベルマーレのブラジル人FWウェリントンは、現在Jリーグに所属する外国籍選手では7番目に長い日本9年目を迎えている。ドイツ、オランダと欧州リーグにも挑戦し、数々の選手とともにプレーしてきたなかで、「凄い」と印象に残った選手を聞いた。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小田智史/全2回の2回目)
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ウェリントンと言えば、身長186センチ・体重89キロの恵まれた体躯を生かし、ポストプレーとエアバトルで起点となりながらゴールを陥れる。湘南2年目の2014年にはJ2リーグで2位の20得点、アビスパ福岡時代の17年にはJ2リーグ3位タイの19得点をマークし、ストライカーとしてのポテンシャルの高さを示した。
日本での9年間でJ1通算26ゴール、J2通算46ゴールを積み上げてきたウェリントン。ドイツ、オランダを含めて数々の選手と対戦、同僚としてプレーしてきたなかで、衝撃を受けた選手が、ヴィッセル神戸時代の2019年にアメリカツアーで相まみえた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン)だという。
「もともとイブラヒモビッチ選手のファンだったんです。2019年、(米メジャーリーグサッカーの)LAギャラクシーとの親善試合でしたけど、対戦できてすごく光栄でした。彼は身長が高い(195センチ)にもかかわらず技術が高く、プレー中の自信、落ち着きぶりを感じましたね」
2人目に挙げたのが、元フランス代表MFフランク・リベリー(サレルニターナ)だった。母国ブラジルからドイツへ渡り、ホッフェンハイム初年度の2008-09シーズンに、当時バイエルン・ミュンヘンに所属していた全盛期のアタッカーと対峙して「格が違うと感じました」と振り返る。
「リベリー選手は頭の回転の早さ、判断の早さがほかの選手と比べて群を抜いていて、ドリブルも鋭く、技術の高さを含めて本当に別格でした。ちょうど自分がドイツ1年目だったので、あんなに凄い選手と対戦できたのは嬉しかったです」