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「メッシはいつも同じだ」 バルサ指揮官が開幕戦で2得点1アシストと輝いたエースに脱帽
ベティス相手に6-2と快勝 エンリケ監督「試合は完璧に近かった」
バルセロナはリーガ開幕戦の本拠地ベティス戦で6-2という圧勝を飾り、リーグ3連覇に向けて最高の滑り出しを見せた。ルイス・エンリケ監督はこの日2得点1アシストをマークしたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて、「メッシはメッシ」と安定のスーパーパフォーマンスに賛辞を送っている。地元紙「スポルト」が報じた。
「試合は完璧に近かった。フットボールのレベルだけでなく、気持ちの部分もそうだ。これまでにないほどの情熱を注いでプレーしている選手がいた。選手だけでなく、スタンドで躍動していたファンにもおめでとうと言いたい。カンプ・ノウ全体が誇りとともに合唱していた。最高の気持ちになれたんだ」
エンリケ監督は大勝劇について、こう振り返った。スタンドと一体になり、華麗なゴールショーを実現したメッシは、スコアラーとしてのみならず、ゲームメーカーとしても覚醒している。2得点1アシストのハイレベルの活躍に驚きはあったのか、と質問された指揮官は、「ノーだ。彼はリオネル・メッシだ。彼はいつも同じだ。彼とルイス(スアレス)が他のメンバーと連動した時には、もう楽しんでくれ、と言うしかないんだ」と語った。
今オフには脱税事件で有罪判決が下され、アルゼンチン代表主将の重責を担って挑んだコパ・アメリカ・センテナリオでは、PK戦にもつれ込んだチリ代表との決勝で一番手のキッカーを務めて失敗。チームも優勝を逃した試合後、アルゼンチン協会の腐敗ぶりに絶望し、一度は代表引退を表明したメッシだが、先日撤回するという激動の日々を送った。
すべての出来事を忘却の彼方に解き放つようなメッシのパフォーマンスに、エンリケ監督も目を細めていた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images