「CBはポジショニングがすべて」 闘莉王、チュニジア戦全3失点関与の吉田麻也に“金言”

日本代表DF吉田麻也【写真:高橋 学】
日本代表DF吉田麻也【写真:高橋 学】

闘莉王氏が吉田に求めた「スライディングをしないような練習」

 日本代表(FIFAランキング23位)は6月14日、キリンカップ決勝でチュニジア(同35位)と対戦し、0-3で完敗した。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、3失点に絡んだキャプテンのDF吉田麻也に2つの金言を送っている。

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 闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」最新回は、チュニジア戦で3失点に絡んだ吉田がテーマ。闘将は代表キャプテンに改めてアドバイスを授けている。

「センターバック(CB)はポジショニングがすべて。足の速さではない。いいポジショニングでも、相手の良さで崩されることもある。いいポジショニングなら一度のミスでは失点しない。もう一度止めるチャンスがある。そこでミスしたら失点ですよ」

 闘莉王氏は優秀なCBの絶対的な条件として、ポジショニングの重要性を改めて力説した。

 後半9分、カウンターのピンチから相手FWを背後からタックルした吉田は先制点につながるPKを献上してしまったが、スライディングこそが悪手と指摘している。

「時には僕もスライディングをした。(現代サッカーでは)CBはスライディングでパンツを汚してはいけない。常に立ってプレーしなければいけない。昔はスライディングをすればカッコイイ時代もあった。短パンを直すのがカッコイイ時代もあったが、今は短パンを汚してはいけない。昔は土のグラウンドでスライディングの練習をした。今はスライディングをしないような練習をしないといけない」

 スライディングで緊急対応の必要のないポジショニングを意識することを、かつての名手は強調していた。

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