A代表デビューの伊藤洋輝、1年で評価額を約10倍アップ ブンデス日本人選手の市場価格ランキング

シュツットガルトで活躍を見せたDF伊藤洋輝【写真:Getty Images】
シュツットガルトで活躍を見せたDF伊藤洋輝【写真:Getty Images】

日本代表デビューを飾った伊藤、市場価格も大幅アップ

 ドイツ移籍情報専門サイト「transfermarkt」が6月10日ブンデスリーガに所属する選手たちの推定市場価値を更新。ブンデスリーガ1部と2部に所属する日本人選手の12人が最新の査定を受けている。

 MF鎌田大地(フランクフルト)がブンデスリーガの日本人選手として最も高い約30億円(2200万ユーロ)の評価となるなか、先日、日本代表デビューを飾ったDF伊藤洋輝(シュツットガルト)が約6億3000万円(450万ユーロ)に評価を上げている。

 伊藤は、2021年6月にジュビロ磐田(当時J2)からシュツットガルトへ期限付き移籍。加入当初はBチームでプレーする予定だったが、12月にはスタメンとして試合に出場を重ねると、今季はリーグ戦29試合に出場し、1ゴール1アシストを記録した。

 そんな伊藤は、6月シリーズの日本代表に招集され、2日に行われたパラグアイ戦に左サイドバック(SB)としてスタメン出場を果たし、代表デビューを飾った。1年前の市場価値はわずか7700万円(55万ユーロ)で、約10倍の価値を上げたことになる。

 同じくシュツットガルトでプレーするMF遠藤航は、約2億8000万円ダウンの約11億3000万円(800万ユーロ)の評価に。最終節で1部残留を決める劇的なゴールを決めるなど、チームを支える活躍を見せたが、来年2月に30歳を迎える影響もあり、評価額アップとはならなかった。

 そのほか、今季公式戦8ゴールを決めたMF奥川雅也(ビーレフェルト)は約7億円(500万ユーロ)、鎌田の同僚である元日本代表MF長谷部誠は、約1億1000万円(80万ユーロ)の評価となっている。

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中野吉之伴

なかの・きちのすけ/1977年生まれ。武蔵大学人文学部欧米文化学科卒業後、育成層指導のエキスパートになるためにドイツへ。地域に密着したアマチュアチームで、さまざまなレベルのU-12からU-19チームで監督を歴任。2009年7月にドイツ・サッカー協会公認A級ライセンス取得(UEFA-Aレベル)。SCフライブルクU-15チームで研修を積み、16-17シーズンからドイツU-15・4部リーグ所属FCアウゲンで監督を務める。『ドイツ流タテの突破力』(池田書店)監修、『世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書』(カンゼン)執筆。最近はオフシーズンを利用して、日本で「グラスルーツ指導者育成」「保護者や子供のサッカーとの向き合い方」「地域での相互ネットワーク構築」をテーマに、実際に現地に足を運んで精力的に活動している。

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