「災害の兆し」 リバプール南野拓実、27億円で移籍“やむなし”か 加入時から価値2倍以上“増”「レギュラーを求める」
南野はCL決勝で今シーズンが終了する
イングランド1部の強豪リバプールに所属する日本代表MF南野拓実は、現地時間5月28日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で今季のシーズンを終えることになるが、英メディア「スポーツ・イラストレーテッド」では南野の立場から「来季の攻撃陣は災害の兆し」として、移籍やむなしと報じている。
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南野は今季、リーグ戦では満足な出場機会を得られなかったもののFAカップとカラバオカップでは優勝に大きく貢献した。レポートでは冬の移籍市場で同リーグのリーズから強い興味があったものの「その時点で南野はアンフィールドに残り、自分のポジションを守るために戦うことを決めた。結局、この決断は正しかったようで、2つのカップ戦で優勝に貢献し、その過程で重要なゴールをいくつか決めた」と、その残留への判断はリバプールの助けになったと称賛している。
一方で、来季に向けては「モハメド・サラー、サディオ・マネ、ディオゴ・ジョタ、ロベルト・フィルミーノ、ルイス・ディアス、そして新加入のファビオ・カルバーリョを攻撃のオプションとして迎えることができる。南野拓実にとっては災害の兆しだろう」と、今季以上に出場機会を得ることは難しくなるとして移籍の判断が止むを得ないとした。
現在のところイタリアのセリエAで今季2位だったインテルと、冬の移籍市場に続いてリーズが興味を占めているとされる。いずれも移籍金としては1700万ポンド(約27億2000万円)ほどの交渉が見込まれるとするものの、前所属ザルツブルクから加入時の移籍金が725万ポンド(約11億6000万円)だったことからもリバプールにとって十分なメリットがあるとした。
南野はCL決勝後に将来について考える意向を示しているが、「この27歳がレギュラーを求めて移籍を希望することは間違いないようだ」として出場機会をコンスタントに得られるクラブへ移籍する決断をするとみている。キャリアの中でも最も良い時期にあり、11月にはワールドカップ(W杯)本大会も開幕と今夏の判断は非常に重要なものになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)