秀岳館高サッカー部、暴力行為は25件 “生徒主体”の謝罪動画には監督も関与…リスクは「考えていなかった」

白井教頭は「私たち教頭2人が(削除することを)お願いに行くべきだった」と謝罪

 そのなかで、会見では暴行はサッカー部内で25件あったことが明かされ、24件が30代男性コーチによるもの、1件は別のコーチによるもの。場所は寮内、校内や部活動中だった。

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 また、動画については当初は「自分達サッカー部員の有志が考え行動したこと」と説明していたものの、段原監督が関与していたことを認めた。同監督は「当初私は動画がアップされたあと(に関わった)とお答えしておりましたが、このことについては生徒たちからの申し出を受けて僕は同じ気持ちだったのでそこに賛同して一緒に考えてまいりました。(生徒の氏名、顔がインターネット上に出回るリスクを)考えておりませんでした」と、動画がアップされた当初の説明と事実が食い違っている理由を釈明した。

 動画は削除されたが、その理由を白井勇教頭は「生徒が名前、顔を出したことで、誹謗中傷もきた。生徒たちの人権を守るため」と明かしたが、「躊躇することなく(私たち教頭が生徒たちのところへ)出向いて、生徒たちに名前、顔を出すことを怖さがあるという説明をして、私たち教頭2人が(削除することを)お願いに行くべきだった」とした。

 暴力騒動から約2週間経って開かれた記者会見。謝罪動画を含めてまだ騒動は収まらなさそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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