「ゴールラインに近い」 40歳イブラヒモビッチが“引退”について“告白”「次の章はどうなるのか」
今季はここまで8ゴールをマーク
ACミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、米スポーツ専門局「ESPN」のインタビューに応じて自身の引退について語っている。「ゴールラインは近い」としつつ、それに抗う気持ちも吐露した。
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イブラヒモビッチは1981年生まれですでに40歳を迎えているが、リーグ優勝を激しく争うミランで貴重な戦力として機能。シーズン前半戦では7ゴールを挙げた。後半戦に入ると負傷離脱も長く1ゴールと苦しんでいるが、勝負どころとなった4月24日セリエA 第34節ラツィオ戦で決勝ゴールをアシストするなど、若手が増えたチームの精神的な支柱としても存在感を放っている。
過去に多くのクラブでタイトルを獲得してきたカリスマは、今季限りの可能性もあるとされる引退について「ゴールラインに近いところにいる。ちょっとした怖さもある。もし、やめなければならないとしたら、どうしたら良いのか。次の章はどうなるのか。色々な可能性があると理解しているし、できることも色々とあるだろう」とした上で、引き際についてこう語っている。
「プレーを続けるためには体力が必要だし、良いプレーができなければならないし、プレーを楽しむこともできなければならない。苦しさばかりならプレーする意味がないので、現実的に考えて『もう十分だ』と自分に言い聞かせた方が良い。そして、新しい章をスタートさせる。でも、今、ピッチで感じられるアドレナリンを他の場所で見つけることができるかどうか分からない。ゴールラインを先延ばしにして、プレーすること、ゴールを決めることを心がけている」
引退後の不安をのぞかせながらも、まずは目の前を見据えているようだ。
「引退した後のことにばかり気を取られていると、他のことに気が回らない。自分の頭の中には、それがない。引退後のことを考えたら、チームメイトに手を貸すことも自分の目標を目指すこともできない。サッカー選手は毎日同じプログラムをこなしている。しかも、25年間もだ。まるで兵士のようでもある。ゴールラインまであと少しだが、まだだね」
ピッチ上でイブラヒモビッチのプレーを見られる残り時間が減ってきているのは確かなようだが、それでも引退の2文字はまだ早いという思いも語っている。セカンドキャリアで代理人の道に進むという報道もあったが、今後が注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)