味方も頭を抱える衝撃 インテルGK、決勝点献上の痛恨キックミスに騒然「何をしているんだ?」
ヨヌーツ・ラドゥがパスを処理ミスして相手に決勝点を献上
イタリア1部セリエAで優勝争いをしているインテルが、ボローニャに痛恨の黒星を喫した。今季公式戦2試合目の出場だったルーマニア人GKヨヌーツ・ラドゥが痛恨のキックミスで決勝点を献上し、1-2で敗北。首位浮上のチャンスがあったなかでの出来事だけに、ラドゥのミスがクローズアップされる結果となっている。
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コロナの影響で延期されていた第20節延期分の試合が現地時間4月27日に行われた。アウェーのインテルは前半3分にMFイバン・ペリシッチが左足で強烈なミドルシュートを決めて先制。しかし、同28分にインテルでもプレー経験のあるFWマルコ・アルナウトヴィッチに同点ゴールを決められた。
そして、さらに試合が動いたのは後半36分だった。左サイドのペリシッチからスローインを受けたインテルGKラドゥは左足で右サイドにパスを展開しようとするも、ここでキックミス。ボールをFWニコラ・サンソーネに奪われ、決勝点を奪われた。味方も思わず頭を抱える痛恨のミスとなった。
インテルは公式戦11試合無敗と好調を維持していたなかで、2月20日のサッスオーロ戦(0-2)以来の黒星。勝利すればミラン(勝ち点74)をかわして首位浮上だったが、勝ち点72のまま足踏みとなった。ミランとは消化試合数(34試合)でも横並びとなった。
ラドゥの痛恨ミスの反響は国外にも広がっている。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、「インテルのタイトル争いにダメージを及ぼしたGKラドゥの恐怖のミス」として「もしACミランがタイトルを獲得すれば何度も再生されることになる瞬間」と報じた。
そのほかにも米メディア「Action Network Soccer」のツイッターが「キーパーは何をしているんだ? ラドゥのポカはタイトル争いの大きな代償となる可能性がある」と伝えれば、英「BTスポーツ」のツイッターも「インテルのセカンドチョイスキーパー、ヨヌーツ・ラドゥにとって悪夢」とこの悲劇的な敗戦について投稿している。
正守護神のGKサミール・ハンダノヴィッチに代わって、セリエAで今季初めてピッチに立ったラドゥだが、思わぬ形でスポットライトを浴びる結果となった。