「スソが完全に追い越した」 ミランの「10番」本田は今季開幕で屈辱のベンチ要員に…

3度目のミラン開幕戦で初の先発落ち濃厚に

 本田は昨季もシニシャ・ミハイロビッチ元監督が4-3-3システムに変更した当時にレギュラーポジションを失い、「パンキナーロ(ベンチ要員)」「マーケティングマン」といった厳しいニックネームをつけられる憂き目にあった。しかし、今季は開幕時点からその立場に置かれる危機に瀕している。2014年1月から栄光の背番号10を担う本田はミランでシーズン途中にベンチとなることはあったが、ミラン加入後、初の開幕ベンチスタートという屈辱が現実味を帯びている。

 クラブは昨季リーグ戦1得点3アシストに終わった本田に対するオファーがあれば受け入れる可能性を示唆しているが、実際には正式オファーはおろか、獲得への調査すら届いていない状況だと報じられている。ポジションを争う一人と目されていたFWジェレミー・メネズのボルドー移籍が決定したことにより、消極的なチーム残留が濃厚になったともされている本田だが、残り3週間を切ったリーグ開幕までの間に序列を覆すことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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