ウルグアイの“救世主”FWスアレス、南米予選中の“予告メッセージ”が話題 「これからゾーンに入る」

ウルグアイエースのFWルイス・スアレス【写真:AP】
ウルグアイエースのFWルイス・スアレス【写真:AP】

W杯予選敗退危機も、代理人との強気コメントに英メディア注目

 ウルグアイはカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選を3位で終え、4大会14度目の本大会出場権を獲得した。一時は7位まで転落し、敗退の危機にも直面していたが、エースのFWルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)は終盤戦での巻き返しを確信していたようだ。代理人へ送っていたメッセージが注目を浴びている。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 南米10か国による争いに与えられた出場枠は「4.5」。ホームアンドアウェー総当たり戦で上位4位に入った国が出場権を獲得し、5位は大陸間プレーオフに回ることになる。

 前回の2018年ロシア大会でベスト8のウルグアイは、スアレスやFWエディンソン・カバーニ(マンチェスター・ユナイテッド)、MFフェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)などタレントが揃う強豪国だが、今予選では昨年10月から11月にかけて4連敗を喫し、出場権獲得圏外の7位まで転落。06年ドイツ大会以来となる予選敗退の危機に直面した。

 そうした状況にスアレスの代理人を務めるマルティン・ロドリゲス氏もウルグアイのW杯出場を不安視していたが、国を背負ってピッチに立つスアレスは終盤戦での巻き返しを信じて疑っていなかったようだ。

 ロドリゲス氏は自身のツイッターで、当時のスアレスとやりとりしたチャットのスクリーンショットを公開。35歳のストライカーは「僕らはこれからスアレス・ゾーンに入る」と強気のコメントを残していた。

 その言葉通り“ゾーン”に突入したスアレスはパラグアイ戦(1-0)、ベネズエラ戦(4-1)、そして最終戦のチリ戦(2-0)と予選最終盤の4試合で3得点を挙げる活躍を見せた。経験と実績に裏打ちされたメンタリティーで、母国を再びW杯へと導いた。

 スアレスは最終チリ戦でのゴールで、南米予選通算得点を「29」に伸ばし、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)を抜いて最多得点者となった。自身4度目となる大舞台ではどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。

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