首脳陣からは3年間を与えられたと明言

　マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は就任1年目から目標をタイトルの奪還に設定。宿敵ペップ・グアルディオラ監督など名将がずらりと揃う群雄割拠のプレミアリーグで頂点に経つと誓った。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

　ポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリードと数々のビッククラブで栄光を掴み取ってきた“スペシャル・ワン”は「私はチャンピオンになりたいんだ」と力強く宣言。今季の目標をアレックス・ファーガソン元監督が率いた2012-13シーズン以来のとなる王座の奪還と掲げた。

「シーズンが始まる前から目標をトップ4とはいわない。トップ4はターゲットではない。我々はチャンピオンになるために戦う」

　エド・ウッドワードCEOら首脳陣からも人気の3年の仕事を全うするようにとの命を受けたモウリーニョ監督。就任早々に元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチなどを獲得し、大型補強を続けるチームでの戦いに自信をみなぎらせている。

「最後通告はない。オーナーたちやミスター・ウッドワードからのメッセージはこうだ。『3年間ある。あなたはあなたの仕事をしなさい。チームを改良し、3年かけて我々のかつての姿を取り戻せ』。そして私からのメッセージは『私は最初のシーズンからタイトルを勝ち取りたい』だ」

　フットボール界史上最高額となる1億2000万ユーロ（約140億円）でユベントスのフランス代表MFポール・ポグバ獲得間近とも伝えられるなど、今夏も積極的な動きを見せるユナイテッド。稀代のカリスマはデイビッド・モイーズ氏（今季からサンダーランド監督）やルイス・ファン・ハール前監督が成し遂げられなかったリーグ制覇を就任1年目で成し遂げると意欲満々で語っていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images