補強資金に困窮するミラン コロンビアの韋駄天ウインガー獲得のためにバッカに移籍強要か

バッカは昨季交代に激怒して途中帰宅の“前科”も

 現時点で補強費用のないミランはコロンビア人の補強のために、コロンビア人の追い出しにかかっているという。ガリアーニCEOはバッカにウェストハムからのオファーを承諾するように、プレッシングをかけている」と記事ではレポートされている。バッカはUEFAチャンピオンズリーグ出場を夢見て移籍を志願したが、残念ながら今季のウェストハムに欧州への挑戦権はない。

 アトレチコ・マドリード移籍の噂はあったが、セレーゾ会長は「セリエAの選手は取らない」と完全否定。アーセナルからのオファーを待っているが、やってきていない。昨季リーグ3位の18得点を記録したストライカーは途中交代に激怒し、試合中にスタジアムを立ち去った事件を起こしていることから、チームも売却を急いでいるようだ。

 クアドラードは4-2-3-1システムなら左右のアタッカー、4-3-3システムなら左右のウイングをこなせる生粋のドリブラー。去就問題の浮上する日本代表FW本田圭佑が残留した場合、クアドラードがやってきたなら、サイドでの熾烈な競争を余儀なくされることになる。

 唯一のワールドクラスとも呼べる絶対的なストライカー、バッカを放出して、サイドアタッカーを狙うミランだが、今度はストライカーの人選に頭を悩ませることになりそうだ。昨季チーム内得点王のバッカの穴は、2部の得点王で埋まるという目算があるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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