「トゥヘルがゲッツェを復活させる」 自信喪失の天才ゲッツェ蘇生にドルトムントCEOが太鼓判

ペップ監督に信頼されなかった裏切りのアイドル

 ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァッケCEOはバイエルン・ミュンヘンから3シーズンぶりの復帰が決まったドイツ代表MFマリオ・ゲッツェがトーマス・トゥヘル監督の下で完全復活を遂げると宣言している。独紙「ビルト」が報じた。

 13年にドルトムントサポーターからの怨嗟の声を集めながらバイエルンに裏切りの移籍を果たしたゲッツェは、14年ブラジルワールドカップでは決勝アルゼンチン戦で優勝決定弾を決め、ドイツの英雄となった。しかし、バイエルンではペップ・グアルディオラ監督の信頼をつかめず、故障も重なり、3年間ベンチ暮らしの日々を送っていた。そして、移籍金26億円で4年契約を結んだドルトムントに帰ってきた。

 3シーズンぶりに古巣復帰を決断した天才に、ヴァッケCEOが復活を予言した。

「我々は監督の下でマリオがトップレベルに戻ってくると確信している。ミュンヘンでは、彼はプレーに関して考えすぎていた。今は自分に対する自信も失っている」

 トゥヘル監督の指導で「ドイツ最大の才能」と呼ばれた天才が完全復活すると確信している。だが、ゲッツェ帰還は波紋を広げている。リバプールなどで活躍した元ドイツ代表のMFディトマール・ハマン氏は、不遇のゲッツェのドルトムント復帰という選択を「最も楽な道」と批判していた。しかし、ヴァッケCEOはこれに反発している。

 

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