元ブラジル代表FWアドリアーノ、バイクに乗りビールを飲み干す最新映像が拡散

　かつて世界トップクラスの点取り屋とし名を馳せた元ブラジル代表FWアドリアーノの最新映像が、SNS上で拡散され話題になっている。スラム街（ファベーラ）でバイクに乗り、ビールを飲みながら泥酔している映像に海外メディアは「地獄への転落」と綴って注目している。

“皇帝”の愛称を持つFWアドリアーノことアドリアーノ・レイテ・リベイロは、母国のフラメンゴでプロデビューを飾り、2001年にインテルへ移籍。フィオレンティーナへの期限付き移籍を経て02年に加入したパルマでは元日本代表MF中田英寿ともプレーした。

　04年にインテルに復帰するとエースストライカーとして活躍し、ブラジル代表としても通算48試合で26得点を記録。左足から放たれる弾丸シュートを代名詞に、世界屈指のストライカーとしてその名を轟かせた一方、素行不良が度々問題視され、07年頃をピークにキャリアは右肩下がりに。所属クラブを転々とした後、16年にはリオデジャネイロで最も危険とされるスラム街で生活している様子がスクープされて話題となった。

　そんなアドリアーノの最新映像が、SNS上で拡散。その様子が捉えられたのは、またもリオデジャネイロのスラム街だった。上半身裸でバイクに乗ったアドリアーノは、ビール瓶を片手に豪快に飲み干しており、スキンヘッドでひげを蓄えているその容姿は、現役時代から一変している。

　この凋落ぶりに、スペイン紙「マルカ」が「アドリアーノの地獄への転落：貧民街でバイクに乗り泥酔しているところを“捉えられる”」との見出しで「アドリアーノの破天荒な人生は、どこでレールから外れたのか、今もなおファンを驚かせ続けている」と注目。メキシコメディア「mediotiempo」も「かつてのイメージとはほど遠い、非常に心配な状況で撮影された」と驚きをもって報じ、かつて、ピッチで躍動したストライカーの衝撃映像が世界を駆け巡っていた。