名門ミラン、あえなく撃沈… 獲得に動いた“クロアチアの新星”が26億円でユベントス移籍合意
伊メディア報じる 才能豊かな21歳FWプヤカ、ミランには断りの連絡を入れる
クロアチアの新星は、ACミランではなく王者ユベントスでのプレーを選んだ模様だ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などの同国メディアが一斉に、クロアチア代表FWマルコ・プヤカ(ディナモ・ザグレブ)がユベントスへの移籍で合意したと報じている。
プヤカは当初ミランが獲得に乗り出し、日本代表FW本田圭佑のいる2列目のポジションへの補強になると見込まれていた。その一方でユベントスも獲得への動きを進め、選手の説得に成功した模様だ。プヤカはすでに「水曜日(20日)のゲームがディナモでのラストゲームになる。その後、自分のプレーしたいクラブに移籍する」というコメントを発している。
ユベントスとディナモの間では移籍金が2250万ユーロ(約26億円)で妥結し、年俸230万ユーロ(約2億7000万円)の5年契約で決着したという。背番号は「20」になる見通しだとも報じられた。
プヤカは1995年生まれの21歳とまだ若手の選手だが、すでにクロアチア代表にも選出され先日の欧州選手権でもプレーしている。ミランは将来にわたる中心選手としての期待をかけてオファーを出していたが、選手サイドから断りの連絡があったと報じられている。
ヨーロッパでの競争力やクラブの安定度など、選手にどれだけの魅力があるかという点で王者ユベントスに移籍市場でも完敗を喫した形のミランは、チャイナマネーを手にしたもののプレシーズンから苦戦が続いているようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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