スペイン国王杯で誕生! 元マンU戦士、C・ロナ級の“ドライブFK弾”へ海外脚光「絶対に止められない」
ラージョFWベベ、ベティスとの国王杯準決勝第2戦で直接FKを叩き込む
スペイン1部のラージョ・バジェカーノは、現地時間3月3日に行われたスペイン国王杯準決勝第2戦で、レアル・ベティスと対戦。1-1のドローに終わり、2戦合計2-3でベスト4敗退となった。この試合で先制点を決めたラージョFWベベのFK弾について、海外メディアは「普通ではないFK弾」と注目している。
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2月9日に行われた第1戦で1-2と敗れているラージョは、ベティスの本拠地に乗り込んだ。試合は序盤からベティスに押される展開が続くも、ピンチを凌ぎ0-0で折り返す。後半に入って、2戦合計で追いつきたいラージョが攻めに転じると、同35分に見事なFKゴールが生まれる。
ゴール正面やや左の位置で直接FKを獲得したラージョは、2010年から14年までマンチェスター・ユナイテッドに所属していたFWベベがキッカーを務める。およそ32メートルと少し遠い距離だったが、迷わず右足を一閃。力強く放たれたボールは無回転で不規則な軌道を描き、ゴール右隅に突き刺さった。
このゴールについて英メディア「スポーツ・バイブル」は「マンUで失敗したベベが、コパ・デル・レイ準決勝で目覚ましい35ヤード(約32メートル)のFK弾を決めた」と見出しを打ち、「マンチェスター・ユナイテッドの落ちこぼれ、ベベが最近何をしているかと思えば、クリスティアーノ・ロナウドになりきって、ラージョ・バジェカーノでとんでもないフリーキックを叩きこんだ」と取り上げた。
さらに英メディア「GIVE ME SPORT」は「元マンUの男が素晴らしいFKを決めた」と見出しを打ち、「途中出場からわずか3分で、ベテランFWは絶対に止められないロケットをゴールに解き放った」「ベティスのGKクラウディオ・ブラーボにはまったくのノーチャンス。本当に絶妙なFKだった」と称賛している。
ラージョはその後、後半アディショナルタイムにベティスFWボルハ・イグレシアスに同点ゴールを奪われ、ベスト4で敗退。悲願の国王杯初制覇の夢は潰えたが、ベベの超絶FK弾が大きな反響を呼んでいた。