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ロシアサッカー連合、FIFAとUEFAの制裁措置に反発 「明確な差別」「スポーツ界を分断」
RFSはCASへ申し立てを準備か
国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は2月28日、ロシア代表およびロシアリーグに所属するクラブチームに対して、国際大会への参加を停止する制裁措置を取ることを発表した。これに対して、ロシアサッカー連合(RFS)は反発。スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ申し立てを行う可能性を示唆している。
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FIFAは2月24日にロシア軍がウクライナに侵攻したことを受け、27日に国内での国際試合の開催禁止をはじめ、ホームゲームの開催を中立地で無観客にて行うこと、国名、国旗、国歌の使用禁止を通達した。しかし、これでは制裁が弱いとして大きな反発があり、W杯欧州予選でロシアと対戦する予定となっていたポーランドは、スウェーデン、チェコとの連名で中立地であっても対戦をしない意向を表明していた。
その後、オリンピック委員会(IOC)がロシアとベラルーシの選手のスポーツイベントへの参加を禁止する声明を発表したことを受け、FIFAとUEFAは、ロシア代表及びクラブチームに対して、FIFAとUEFAが主催する大会への出場を禁止する措置を発表した。
これにより、W杯欧州予選のプレーオフに進出することが決まっていたロシア代表、UEFAヨーロッパリーグ(EL)で決勝トーナメントに進出したスパルタク・モスクワは、敗退になる見込みとなった。
この発表を受けて、RFSは以下の声明を発表した。
「ロシアサッカー連合は、今後の発表まですべての国際大会からロシアのチームを締め出すFIFAとUEFAの決定に反対します。私たちは、この決定は、国際大会における基準や原則において、スポーツマンシップとフェアプレー精神に反するものだと信じています。
これは明確な差別であり、膨大な数のアスリート、監督やコーチ、クラブ、代表チームの関係者、そしてすべてのスポーツ団体にとって何よりも重要であるロシアや外国のファンたちにも害を与えるものです。
このような行為は、これまで平等、相互尊重、政治からの独立を遵守してきた国際的なスポーツ界を分断させるものです。RFUは、国際スポーツ法に則り、FIFA及びUEFAによるこの決定に異議を申し立てる権利を有しています」
(FOOTBALL ZONE編集部)