「そういう盛り上げ方をしても面白い」 なでしこ猶本光が提言するWEリーグ改革案

浦和Lでは8番を背負いより多くのゴールを目指す【写真提供:(C)URAWA REDS】
浦和Lでは8番を背負いより多くのゴールを目指す【写真提供:(C)URAWA REDS】

クラブで求められるのはゴール前の仕事「ゴールにこだわっていきたい」

――女子サッカーが盛り上がるにはWEリーグが盛り上がることも大事ですが、代表の活躍も重要になります。お話を聞いていると、非常に多くのポジションをこなせることが、すごく大きな武器になっていていると感じるのですが、そこを強みにしていきたいという考えもあるのでしょうか。

「そこは結果論というか、目の前の与えられたポジション、与えられた役割のなかで、自分がどういうふうに成長できるかを考えてやってきた結果、そういう道があると思うので、もっと突き詰めていきたいです」

――具体的にはWEリーグでどんな活躍を見せて、突き詰めていきたいですか。

「やっぱり勝負を決めるのは、ゴール前の話です。中盤でのパス回しは大事なのですが、結局、点を取ることにつなげられなければ、勝つことはできません。私はサイドで出ても、トップ下で出ても、ゴールにつながるプレーにこだわっていきたいと思います」

――再開初戦はジェフ千葉レディースとの試合になります。この試合に向けてはいかがですか?

「ジェフはしっかり守って速い攻撃で得点を狙ってくるイメージがあります。相手のゴール前にすごくDFが多いので、そこをどう崩すかは自分たちが克服しないといけない課題です。そこにトライしていきたいですね。再開初戦は、チームを勢いづかせるためにも重要ですし、中断期間で試合を楽しみにしてくれていたサポーターの方々もいると思うので、『やっぱり楽しかった』と見てもらえるように準備をしたいと思います」

――タイトル獲得を目標に掲げていると思いますが、リーグ戦は首位の神戸との勝ち点差が「9」あるだけに、再開初戦から勝つことが重要ですね。

「そうですね。優勝するためには、神戸がどこかに負けないといけないので、他力になってしまうのですが、自分たちはそのチャンスをつかむために、毎試合勝利を重ねていくことしかありません。勝ちにこだわってやっていきたいと思います」

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