移籍市場で逆襲モードのドルトムント 仏代表の“50億円アタッカー”獲得にも動く

EUROで6試合出場のシソッコ 右サイドで輝きを放つ

 主力が大量流出したドルトムントが、移籍市場で一気に攻勢に出ている。2013年にバイエルンに移籍したドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの復帰で合意に達したと報じられるなか、欧州選手権(EURO)準優勝を果たしたフランス代表の“右のエース”獲得に動いている。フランス地元紙「レキップ」が報じている。

 ドルトムントが獲得に乗り出しているとレポートされたのは、昨季チャンピオンシップ(英2部)降格が決まったニューカッスルMFムサ・シソッコだ。EUROでは6試合に出場し、フランス代表の躍進に貢献した。

 「美しきEUROでムサ・シソッコには多くの扉が開いた」と記事ではレポートされており、ドルトムントがシソッコ獲得に乗り出しているという。強靭な肉体を武器にサイドを突破する26歳のアタッカーは契約を3年残しており、獲得には3500万ポンド(約50億円)の違約金が必要になる。

 シソッコはUEFAチャンピオンズリーグとプレミアリーグでのプレーを希望し、意中の移籍先としてアーセナルを挙げていた。一方、ドルトムントはドイツ代表DFマッツ・フンメルス、同MFイルカイ・ギュンドアン、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの売却で100億円の移籍金を手にしている。若手中心に6選手の補強に成功しており、さらにゲッツェ、シソッコと実力者の名前が浮上している。

 「チームの支柱を失った」とトーマス・トゥヘル監督が悲痛な叫びを残した今季のドルトムントだが、移籍市場でも一気に逆襲モードに突入している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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