浦和がスーパー杯通算2回目の優勝! 昨季J王者川崎相手にFW江坂が2ゴールの大活躍

浦和MF江坂が2ゴールの活躍【写真:Getty Images】
浦和MF江坂が2ゴールの活躍【写真:Getty Images】

江坂が前後半に1点ずつを奪い、新シーズン初戦で浦和が2-0勝利

 日本サッカーのシーズン幕開けを告げる富士フイルム・スーパーカップが2月12日に日産スタジアムで開催され、リーグ王者の川崎フロンターレに対して天皇杯王者の浦和レッズがFW江坂任の2ゴールで2-0の勝利を収めた。

 川崎は昨季まで北海道コンサドーレ札幌でプレーした移籍加入のタイ代表FWチャナティップが左ウイングで先発し、昨季同様の4-3-3でスタート。一方、リカルド・ロドリゲス監督の2年目になる浦和は、デンマーク人FWキャスパー・ユンカーとMF小泉佳穂が登録メンバー外に。新加入のMF岩尾憲、DF馬渡和彰がスタメンに入り、状況次第で柔軟にシステムを変えていく形でスタートした。

 そして、開始わずか7分でスコアは動いた。浦和は右サイドの混戦を突破すると、日本代表活動のために沖縄キャンプ後に合流したDF酒井宏樹が速いボールを中央へ。そこに江坂が右足で合わせて先制ゴールを奪った。

 時間の経過とともに川崎が浦和を押し込んで攻撃する回数が増えたが、背後への突破には至らずに試合は展開。そのまま浦和が1点のリードを守り、1-0のままハーフタイムを迎えた。

 川崎は後半からFWマルシーニョを左サイドに投入し、前線の流動性が非常に高い4-4-2のような形に変更。一方の浦和はロドリゲス監督が3ボランチに変更し、中央に選手の多い状態を作り出して対応した。

 前半と比較すると浦和がボールを持つ時間も増えたが、試合は拮抗したまま両ゴール前のシーンが少ない展開で進んだ。川崎は後半26分に昨季の得点王FWレアンドロ・ダミアンを下げてFW知念慶、MF脇坂泰斗に代えてMF瀬古樹をピッチに送り込んだ。

 そして浦和は後半36分、一気のカウンターを発動。右サイドでFW明本考浩がボールをキープすると、中央から駆け上がってきた江坂へ。ワンタッチで相手DF谷口彰悟を外した江坂は左足で低い弾道のシュートを流し込み、2-0とリードを広げて勝負を決めた。

 その後、浦和は新加入のDF犬飼智也とFW松崎快を投入し、3バックに変更して逃げ切りに成功。スーパーカップへは6回目の出場で2006年以来2回目の勝利を収め、シーズンに向けた幸先の良いスタートを切った。

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