W杯出場王手のなでしこジャパン、緊急出場の菅澤の先制弾など2-0リードで後半へ

先制ゴールを決めたなでしこジャパンFW菅澤優衣香【写真:Getty Images】
先制ゴールを決めたなでしこジャパンFW菅澤優衣香【写真:Getty Images】

田中美南の負傷交代で出場した菅澤優衣香の今大会初ゴールをマーク

 女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねた女子アジアカップは1月30日に準々決勝を行い、なでしこジャパン(日本女子代表)はタイと対戦。勝てば来年にオーストラリアとニュージーランドの共催で開催される女子W杯の出場権を獲得できる一戦で、日本は2-0とリードして前半を折り返した。

 日本は開幕前に新型コロナウイルスの陽性判定で戦列を離れていたFW岩渕真奈が先発に名を連ね、今大会初出場を果たす。立ち上がりから積極的に攻め、岩渕からDF宮川麻都にスルーパスが通ると、宮川の折り返しからチャンスを作ったが、得点につながらない。

 その後も日本は岩渕を中心にチャンスを作るが、得点を決められない。前半9分には、負傷したFW田中美南がFW菅澤優衣香との交代を強いられる。それでも、日本は攻め続け、同14分にはMF隅田凜がエリア内でドリブルを仕掛け相手をかわそうとしたところで倒され、PKを獲得する。このPKを岩渕が蹴ったが、相手GKに止められてしまい、先制点を挙げられなかった。

 続くコーナーキック(CK)からも日本はチャンスを作ったが、ゴール前のこぼれ球を蹴ったMF長谷川唯のシュートは大きく枠を外れていった。同20分にもロングボールから最終ラインの裏を取った菅澤が右足でシュートを放つも、またもやGKに阻まれてしまう。同25分も左サイドから崩し、長谷川がゴールを狙ったが、GKにキャッチされた。

 攻め続ける日本は同27分、MF長野風花が左に展開したボールから、MF宮澤ひなたがゴール前に折り返しタボールを菅澤が1タッチで合わせると、GKの手を弾いてゴールに決まり、待望の先制点を挙げた。

 先制したあとも、日本は何度もタイのゴールに迫っていく。同アディショナルタイムには、先制点をアシストした宮澤が追加点を決め、日本は2点をリードして前半を折り返した。

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