“天敵”モウリーニョ就任で技巧派レフティーはマンUから移籍? エバートンで師弟コンビ復活か

チェルシー時代に指揮官に冷遇されたマタ 新天地にクーマン就任のエバートン浮上

 スペインの天才MFと“スペシャル・ワン”は、やはり相容れない関係のようだ。英紙「デイリー・テレグラフ」は、マンチェスター・ユナイテッドがジョゼ・モウリーニョ監督の意向を受けて、スペイン人MFフアン・マタをエバートンに放出する可能性が浮上していると報じている。

 2013-14シーズンにマタは、当時所属していたチェルシーに新監督としてやってきたモウリーニョ氏の下で半年間プレー後、放出される憂き目に遭っていた。そして、ユナイテッドに加入して2シーズン半が経過したが、そこに再びモウリーニョ氏が新監督としてやってくることになった。それもあり、現地メディアでは以前から放出の筆頭候補とされていた。

 モウリーニョ監督は、マタのプレースピードは遅すぎるという信念を変えることはなく、プレシーズンでのプレーを見極めることなく放出に踏み切る意向だとされている。新天地としては、同じプレミアリーグのエバートンが浮上。移籍金2000万ポンド(約27億円)から交渉が持たれる予定だとレポートされている。エバートンのロナルド・クーマン新監督はバレンシア時代にマタを指導した経験があり、実現すれば師弟コンビ復活ということになる。

 バレンシアに加入して以来、すべてのシーズンでリーグ戦5ゴール以上を決めているマタだが、モウリーニョ氏の下でプレーしたチェルシーの半年間のみ、キャリアのなかで唯一ノーゴールの期間になったとの記録が残っている。相容れない関係の修復は実現せず、マタはまたしても“スペシャル・ワン”に追い出される格好で所属クラブを去ることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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