インテル、“オイル・マネー”引き抜きターゲットと契約延長へ 年俸9億の条件で合意か

インテルのクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ【写真:AP】
インテルのクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ【写真:AP】

ニューカッスルがMFブロゾビッチ獲得に興味、インテルが残留交渉と現地報道

 イングランド・プレミアリーグのニューカッスルは、サウジアラビア資本が背景に付いたことで豊富な補強資金による動きが注目されている。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、そのターゲットになった選手を抱えるインテルが選手側の要求額を受け入れて契約延長に近づいたと報じている。

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 10月7日にサウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」の主導で、PCPキャピタルパートナーズとRBスポーツアンドメディアからなるグループがニューカッスルの買収を発表。それから2週間弱の20日にブルース監督の解任が発表され、今月に入ってようやくエディ・ハウ監督の就任が発表された。

 一説には3シーズンで7億ユーロ(約910億円)の補強資金があるとも言われるオイル・マネーを背景にした動きが注目されるが、現時点ではプレミアリーグで最下位の20位と残留することが今季の至上命題になる。そのための戦力になるのはもちろん、来季以降への戦力としても計算できる選手を冬の移籍市場でターゲットにしているとされる。

 そのなかで、イタリア・セリエAの強豪インテルでは中盤の底からゲームを組み立てるクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチがニューカッスルのターゲットになっているという。今季限りで契約満了を迎えるプレーメーカーとは契約延長交渉が難航していたが、ニューカッスルの動きを受けシモーネ・インザーギ監督も熱望する残留に向け、選手サイドが要求する年俸700万ユーロ(約9億1000万円)の条件を受け入れることで、一気に合意へ前進したとレポートされている。

 ニューカッスルは多くのクラブの主力選手に対する獲得の噂が浮上しているが、引き抜きを受ける側のクラブには実力者を維持するための動きにもつながっているようだ。オイル・マネーを背景にした動きが注目されるニューカッスルは、移籍市場が始まる前でもすでに欧州のサッカー界に影響を与えている模様だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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