英ポンド暴落でマンU移籍濃厚のイブラがユーロ立て給与を希望? 年俸高騰に拍車か

 

英国EU離脱問題の余波 外国人選手側がポンド立ての給与支払いを拒否?

  全世界に衝撃を与えたイギリス国民投票によるEU離脱問題だが、サッカー界の移籍市場にも影響を与えようとしている。マンチェスター・ユナイテッドへの移籍で合意間近とされているスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチとの契約について、ポンドの下落が問題になろうとしているという。イタリア衛星放送「スポーツ・メディアセット」が特集している。

 イギリスのEU離脱が国民投票で賛成多数になることが確実になる頃から、イギリスの通貨ポンドはユーロやドルに対して一気に下落した。プレミアリーグのチームは基本的にポンド立てで選手の給与を支払うが、この状況を鑑みてイブラヒモビッチ側はポンドではなくユーロ、もしくはドル立てでの給与支払いを交渉の要求に組み込むという。

 それを受け入れた場合、ユナイテッドの支出額は当初はユーロ換算で1500万ユーロ(約17億円)だったところが、今のレートでは1700万ユーロ(約20億円)まで増加するという。今後も予断を許さないポンドの下落幅次第では、さらなる実質的な高年俸化が進む可能性もある。

 

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