なでしこジャパン初陣はアイスランドに完敗 長谷川唯「勝たなければいけない試合だった」

短い準備期間の中で「トライしてくれた」と池田監督は評価

 ハーフタイム明けも状況は大きく変わらず、池田監督は後半12分に猶本と成宮に代え、MF隅田凜とMF宮澤ひなたを投入。しかし同26分、2トップが相手最終ラインへのプレスを外され、宝田の背後へのロングボールを蹴り込まれるとそのまま縦に持ち込まれてしまう。そして、中央へのラストパスを難なく蹴り込まれて0-2とリードを広げられ、このまま敗戦となった。

 試合後の池田監督は「選手たちはピッチ上で短い準備期間の中でトライしてくれた。できたこと、できなかったことを整理してやっていきたい。選手の組み合わせやコンビネーションを見られたところもあった。守備のピッチ上での修正は評価したい」と話した。そして現地時間29日の強豪オランダ戦へは、「まずはコンディションを整え、コンパクトな守備を大きな展開で破られたところも修正していきたい」とした。

 また、ピッチ上でボールタッチも多かった長谷川は「結果は0-2。勝たなければいけない試合だったし、内容も結果もまだまだ」と話し、「最初に上手くいかなかったところを修正してコミュニケーションを取ったのは次につながる。(オランダは)より速い、突破力のある選手がいる。そこへの対応と、今日も得点がなかったので崩しの場面などもっと良いものを出したい」と話した。

 最後までピッチ上で選手たちのプレーが整理されなかった日本は、近年の女子W杯や東京五輪でも浮き彫りになった欧州勢との差がくっきりと見え、池田監督にとっては前途多難な船出となってしまった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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