「負けたらアルゼンチンに帰ってくるな!」 コパ決勝目前のメッシ軍団にマラドーナが非情エール

86年W杯英大会の神の手ゴールから30周年

「もしアルゼンチン代表が決勝戦で勝てなかったとしたら、国に帰ってくるな、だ」

 ヘラルド・マルティーノ監督率いるチームに対して痛烈とも言えるエールだが、かつてマラドーナ氏がアルゼンチン代表監督を務めた際、10年の南アフリカW杯では準々決勝で敗退し、指揮官の座を追われた苦い過去がある。大会中に愛弟子で自身の後継者とも呼ばれるFWリオネル・メッシに対して、「リーダーの資質はない」とダメ出しするなど、アルゼンチン代表に厳しい言葉を投げかけているが、現在の代表を鼓舞しようとしたのかもしれない。

 2014年ブラジルワールドカップ、15年南米選手権チリ大会に続く、3大会連続の決勝となったアルゼンチン。 昨年の前回大会決勝で敗れたチリとのリベンジマッチに臨み、93年大会以来の優勝を狙うチームは、レジェンドの超辛口エールに闘志を燃やすことができるだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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