元伊代表FW、中国→セリエA復帰に苦戦の理由 「味方もなく、チームプレーもない」
伊代表FWエル・シャーラウィはイタリア仕様へのアジャストに苦戦
イタリア1部ASローマの元イタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィは、中国からの復帰から約1年が経とうとしている。そのなかで苦戦している現状について、クラブ公式サイト上で語っている。
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エル・シャーラウィはローマの財政難もあり、2019年夏に中国1部上海申花に移籍した。しかし、翌年には新型コロナウイルスの影響を受けて、中国サッカーは半ば崩壊。今年1月の冬の移籍市場でローマに復帰した。
しかし、昨季はシーズン後半戦の加入後はわずかに1ゴール。今季はジョゼ・モウリーニョ監督の下で出場試合数こそ多いものの、その大半が途中出場になっている。イタリア復帰の理由を今夏の欧州選手権(EURO)や、約1年後のカタール・ワールドカップ(W杯)を目標にしていることも理由としていたエル・シャーラウィだが、それを実現するには難しい状況にある。
エル・シャーラウィはそのことについて、「まず、中国サッカーのあとにセリエAに順応するのは簡単ではなかった。また、中国では昨年11月から個別トレーニングしかできなかった。ゴールもなく、パスを出したり受けたりする味方もなく、チームプレーもない。そのような状況で最大の努力はしたが、再調整しなければならなかった」と話している。
中国では選手の給料に対する政策上の制限や、不動産関係のバブル崩壊の兆しもあり、外国人選手の退団が加速している。しかし、再び欧州のトップリーグで求められるところへ順応するには難しい状況があるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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