「点が入らない日本を…」 セルジオ越後氏、辛勝の森保Jに喝! 「ブラジルなら“監督交代”ってなる」

日本代表の森保監督【写真:高橋 学】
日本代表の森保監督【写真:高橋 学】

W杯アジア最終予選・ベトナム戦を越後氏と松木氏が生解説

 サッカー解説者のセルジオ越後氏が、自身のYouTubeチャンネル「セルジオ越後チャンネル『蹴球越後屋』」を更新。松木安太郎氏とともにカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第5節ベトナム戦(1-0)の生解説を行ったなか、日本代表を率いる森保一監督について「僕が生まれたブラジルで今日の相手に1-0で勝ったら、新聞は“監督交代”ってなる」と辛口批評をしていた。

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 最終予選で2勝2敗の4位でベトナム戦を迎えた日本は、オーストラリア戦に続いて4-3-3システムを採用。試合は前半17分、FW大迫勇也が中央で収めて左のFW南野拓実につなぐと一気に縦へ突破し、相手GKと最終ラインを横切るラストパスを供給すると、逆サイドからFW伊東純也が飛び込んで先制ゴールを奪った。

 後半は決定打を欠き、最下位のベトナム相手に1-0と辛勝。今後の得失点差を考えると物足りないスコアとなり、越後氏は「メンバー変えても何も変わらなかった。何をやろうとしているのか全然伝わってこなかった」と振り返る。

 とりわけ越後氏が注目したのは、試合終盤のシーンだ。「(日本にとって)この相手しか得点数を増やす相手がいないと思う。他国もそれを狙ってくる」と語りつつ、日本について「時間がなくなった時、最後にコーナーフラッグ付近でボールをキープするというね。トップ(強いチーム)とやっている時と同じサッカーをやってしまったイメージ。ベトナムはまだ(最終予選で)1勝もしていない相手」と指摘した。

 また「森保監督だけの責任だけじゃない。僕が思うのは、これぐらい点が取れないチームになったら、層が薄くなったことを認めないといけない。1試合ならいいんだけど、予選のなかでこんなに点が入らない日本というのを、『アジアのレベルが上がった』と慰めるのは反省の始まりじゃない」と叱責している。

「不動のメンバーを使わなくちゃいけない日本は、思い切って切り替えられない。監督は1試合1試合で清算される。代表ってそういうチーム。僕が生まれたブラジルで今日の相手に1-0で勝ったら、新聞は“監督交代”ってなる」

 越後氏は日本の勝利という結果を評価しつつも、“1-0”のスコアに納得のいかない表情を浮かべていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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