「1-0で進めるのも楽じゃない」 “配球役”の田中碧、最少得点差の勝利に持論

スタメン出場で勝利に貢献したMF田中碧【写真:ⓒJFA】
スタメン出場で勝利に貢献したMF田中碧【写真:ⓒJFA】

敵地ベトナム戦にスタメン出場、豪州戦に続いてパスの配球役に

 日本代表は11日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地ベトナム戦に臨み、FW伊東純也の先制ゴールがそのまま決勝点になり、1-0の勝利を収めた。4-3-3の中盤で先発したMF田中碧は「1-0で進めるのも楽じゃない。しっかり勝ち点3を取れてよかった」と、この試合を振り返った。

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 日本はここまで2勝2敗の4位で、全10試合の折り返し地点となる5試合目を迎えた。森保一監督は、オーストラリア戦で採用した4-3-3システムを継続。前半17分、FW大迫勇也が中央で収めて左のMF南野拓実につなぐと一気に縦に突破。相手GKと最終ラインを横切るラストパスを供給すると、逆サイドからFW伊東純也が飛び込んできて先制ゴール。日本が1-0とリードを奪った。

 後半も優位に展開した日本は、再三相手ゴール前まで攻め込んだものの決め手を欠き、最少得点差での勝利に。試合後のフラッシュインタビューで、田中は「何はともあれ勝ち点3を取れたのが一番の収穫。1-0だと試合内容が悪く見えがちだけど、1-0で進めるのも楽じゃない。しっかり勝ち点3を取れて良かった」と、評価した。

 前回のオーストラリア戦でスタメンへ抜擢され、この試合でも引き続きパスの配球役に。「今日に関しては相手も5バック。後ろでさばくより間に入る方が嫌だと思った。ボールを触る回数は前回より減ったけどなるべく間で我慢した」と自らのプレーを振り返りつつ、「そこでクオリティーを上げられたらもっとゴールにつながるチャンスも増えると思う」と先を見据えた。

 次戦は16日のオマーン戦。「難しい相手と言うのは前回の試合を見ていても感じた。誰が出るか分からないけどしっかり準備して相手を見てサッカーをできればもっと良くなる。ゲーム内容はともかく勝ち点3を取らないといけないので、そこに向けて準備したい」と、ホームで敗れた相手へのリベンジを誓った。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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