南野拓実が明かした代表メンバー”新戦力”への印象 「プラスになれる」2選手とは?

日本代表MF南野拓実【写真:高橋 学】
日本代表MF南野拓実【写真:高橋 学】

"ライバル候補"MF三笘薫、FW前田大然の2選手に抱く印象へ言及

 日本代表MF南野拓実(リバプール)が10日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ベトナム戦(11日/ハノイ)に向けた試合前日のオンライン会見に出席。チャーター便の遅れにより現地時間9日のトレーニングに間に合わないというアクシデントに見舞われたが「プロとして良い準備をして、勝つだけ」と誓った。

 W杯本大会行きへ勝利が求められる日本だが、思わぬハプニングが発生。南野のほか、FW古橋亨梧(セルティック)、FW南野拓実(リバプール)、MF伊東純也(ヘンク)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF原口元気(ウニオン・ベルリン)、MF守田英正(サンタ・クララ)、MF堂安律(PSV)、DF冨安健洋(アーセナル)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF板倉滉(シャルケ)、GK川島永嗣(ストラスブール)の欧州組11人は、ヨーロッパからのチャーター便に乗りロシアを経由して9日午前にベトナム入りする予定だったが、ロシアでの給油が遅れて足止めされた。

 JFA(日本サッカー協会)によると、11人が現地のホテルに到着したのは9日(現地時間)の23時。メンバー全員が揃っての全体練習は試合前日のみに。選手たちのコンディションを含め、不安が募る事態になったが南野は「その中でできることをするだけなので、明日の試合の結果に対して言い訳にするつもりもないし、ならないと思っている」と、意に介さず「色々なことはあったけど、その中でもプロとして良い準備をして、応援してくれる人のために勝つだけ」と、言葉に力を込めた。

 今予選ですでに2敗を喫している日本は、勝利が求められた10月12日の豪州戦で2-1と勝利。従来の4-2-3-1から4-3-3へシステム変更し、中盤にMF田中碧(デュッセルドルフ)やMF守田英正(サンタ・クララ)を抜擢した形でスムーズな連係を披露し、最終的に相手のオウンゴールで勝ち越した。

 本大会行きへ依然として厳しい立場に変わりはなく、ベトナム戦でも勝利は不可欠。この先を見据えて、大量得点での白星も望まれるなか、MF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)、FW前田大然(横浜F・マリノス)といった攻撃面で違いをもたらせる新戦力も招集され、4-3-3を採用した場合、南野にとっては前線左ワイドの1枠を争うライバル候補になり得る存在だ。

 10月シリーズでは招集されなかった三笘と前田の新戦力ついて、南野は「2人は特徴的なプレーができる。チームのプラスになれる選手だろうと感じる」と評価。「競争はどのポジションでもある。それはチームにとって良いこと」と歓迎する一方、「自分の特徴はゴールに関わるプレー。数字にこだわることだと思うので、試合に出たらチームを助けられたらいい」と、誓った。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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