元神戸監督、トルコ名門の後任候補浮上 「リストの最上位にある」現地メディア報道
ドイツ人のトルステン・フィンク氏、フェネルバフチェの新指揮官候補へ浮上
前ヴィッセル神戸監督のトルステン・フィンク氏が、トルコの名門フェネルバフチェの新指揮官に就任する可能性が浮上している。チームは直近のリーグ戦で3連敗を喫しており、トルコメディアによると、代役となる指揮官候補の最上位にリストアップされているという。
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トルコ国内リーグで19度の優勝を誇るフェネルバフチェは今季、新監督としてポルトガル人のビトール・ペレイラ氏を5年ぶりに招聘。シーズン序盤から白星を積み重ね一時は首位に立ったものの、10月以降は公式戦わずか1勝止まりに。直近のリーグ戦では3連敗を喫するなど、失速ぶりが際立つ。
この状況を受けて、ペレイラ監督の更迭説が浮上。トルコメディア「Ajansspor」は「ペレイラ氏の後継者、ドイツ人のトルステン・フィンク氏」との見出しとともに「フェネルバフチェの経営陣は、ペレイラとの決別の可能性を考慮して、チームのトップに持ってくる名前の検討を始めた。そのなかで、トルステン・フィンクが経営陣のリストの最上位にある」と報じている。
ドイツ人のフィンク氏は2019年6月から神戸の監督を務め、下位に低迷していたチームを13位から8位まで浮上させた実績の持ち主。翌年の天皇杯と富士ゼロックス・スーパーカップを獲得するも、20年9月に家庭の事情で辞任。その後はフリーの身となっていた。
記事では「ドイツ人監督の招聘を計画している経営陣にとって、唯一の難点は、フィンクがバーゼルでの2度の優勝以外に大きな成功を収めていないことだ」とも指摘。フェネルバフチェにとってはヨーロッパでの実績不足が気がかりとなっているようだが、フィンク新監督の誕生となるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)