チェコの“リトル・モーツァルト”無念の負傷 EURO16強入りが懸かるトルコ戦欠場を明言

クロアチア戦の終盤に負傷のロシツキー 第3戦欠場が濃厚

 チェコ代表の主将MFトーマス・ロシツキーは、現地時間17日の欧州選手権(EURO)クロアチア戦の終盤にハムストリングを負傷。交代枠を使いきっていたため、最後は歩くことができないままピッチに立ち続けていたファンタジスタは、決勝トーナメント進出を懸けた第3戦のトルコ戦を欠場することになった。チェコ地元紙「ムラダ・フロンタ・ドネス」に語ったもの。

 初戦のスペイン戦に続き、クロアチア戦で2試合連続の先発出場を果たしたロシツキー。0-2で迎えた後半31分に右足アウトサイドのクロスでFWミラン・シュコダの得点をアシストし、35歳になっても錆びつかないその技術を見せつけた。同41分にはクロアチア側のスタンドから発煙筒が投げ込まれて試合が中断するというハプニングで試合に水が差されると、試合再開直後の後半47分にはロシツキーが突如ハムストリングを抑えてピッチに倒れ込んでしまった。

 試合終了間際で交代枠を使い切っていたため、走ることができないロシツキーもピッチに立ち続けたが、残り時間はピッチ上を歩くことしかできなかった。後半49分にFWトーマス・ネチドがPKを決めて2-2と追いついたものの、チェコにとっては大打撃となった。

 ロシツキーは試合後、負傷はチームのために全力を尽くした結果だと語った。

 

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