「間違いなく今季ナンバーワン」 MVP受賞の稲垣祥、決勝戦の“豪快弾”を自画自賛

2点目を決めた名古屋グランパスMF稲垣祥【写真:Getty Images】
2点目を決めた名古屋グランパスMF稲垣祥【写真:Getty Images】

C大阪とのルヴァン杯決勝、ゴールを決めた名古屋MF稲垣祥が回想

 名古屋グランパスのMF稲垣祥は、30日のルヴァン杯決勝のセレッソ大阪戦で、勝利を決定づけるゴールで2-0の勝利に貢献した。大会MVPにも選出されたボランチは「自分の財産を出せている1年という印象」と、今季の自分への手応えも話した。

 名古屋は27日の天皇杯準々決勝でC大阪に0-3と敗れて、中2日で同じ相手とのファイナルに臨むことになった。その試合を経て稲垣は「(マッシモ・フィッカデンティ)監督が修正点を提示してくれた。それにしっかり自分たちもピッチで応えて、良い試合運びができて自分たちらしさが出せたと思う。前回、ちょっと自分が釣り出され過ぎた部分があり反省していた。いるべき場所にいて抑えるべき選手を抑えることを意識した」と、短い準備期間でも整理されたものがあることを話した。

 試合は前半からC大阪がボールを持つ時間が長くなったが、稲垣とMF木本恭生が組んだ2ボランチよりも後ろを使われる場面は多くなかった。そうした中で後半2分にコーナーキック(CK)からFW前田直輝が先制ゴールを奪うと、より押し込まれる時間帯を迎えたが、強固なブロックを作って耐えた。

 そして後半34分、自陣のゴール前の競り合いで起こった接触プレーで木本がピッチを離れて一時的に10人になったが、その間隙を縫って名古屋は速攻を仕掛けた。そして、途中出場のFWヤクブ・シュヴィルツォクが放ったシュートをGKキム・ジンヒョンが弾いたところに、長い距離を走った稲垣が飛び込んできた。

「良いこぼれ球がきてくれて、本当にあんなボールがこぼれてくるなら決めないといけない。ああいう舞台でも打つ瞬間は冷静にたたきつけることを意識してできた。このタイトルを獲れるかどうかでクラブとして大きな違いがあると認識していた。そうしたタイトルを決定づけるものになったという意味では、間違いなく(今季)ナンバーワンのゴールだと思う」

 渾身の右足ボレーでの決勝弾を稲垣はこう振り返っていた。今季はリーグ戦でも競り合ったゲームで決勝ゴールを奪う場面が多く、ボランチながら8ゴールを決めている。「今シーズン、結果としてゴールに絡むプレーも多く、数字で出せている。今年、何かを変えたというわけではなくて、今までの苦しい時期や上手くいかない時期を自分なりに消化して乗り越えてきたからだと思っているし、そういう自分の財産を出せている1年という印象ですね」と、積み重ねを強調した。

 3月には日本代表にも選出され、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル戦ではデビュー戦初ゴールをマーク。得点力も備えたボランチの強みが決勝の舞台でも存分に発揮され、名古屋に初のルヴァン杯タイトルをもたらす大きな力になった。

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