レスター再びの有望株ゲット! カンテ後釜に「マケレレ二世」加入へ

U-21フランス代表MFナンパリス・メンディと合意寸前と仏地元紙報じる

 レスター・シティが再び絶大なスカウティング能力を発揮しようとしている。プレミア王者は仏1部ニースでプレーする「マケレレ二世」と呼ばれるU-21フランス代表MFナンパリス・メンディの獲得で合意寸前に至っている。仏地元紙「Le 10 Sport」が報じている。

 強豪モナコの下部組織で育った23歳のボランチは今季リーグ戦38試合1得点2アシストという結果を残した。数字以上に目立つのはピッチ上での献身性で、身長168センチと小柄ながら絶大な運動量を誇り、レアル・マドリードで活躍した元フランス代表MFクロード・マケレレの「二世」とも呼ばれている逸材だ。

 そんなメンディに対して、レスターは1200万ユーロ(約15億円)の移籍金で獲得に迫っている。昨季奇跡のプレミアリーグ優勝を果たしたレスターの心臓部にはフランス代表MFエンゴロ・カンテというダイナモが君臨し、ボールを奪いまくった。カンテは欧州選手権のフランス代表に選出されるまでに至り、パリ・サンジェルマンなどメガクラブからオファーが届く注目株となっている。

 カンテ自身も銀河系軍団と呼ばれたレアルの中盤の底でいぶし銀の輝きを放ったマケレレとの類似性を指摘されており、メンディはカンテとの正当後継者とも呼べる存在だ。

 主力流出危機を迎えているレスターだが、チームの弱体化を防ぐべく、鋭い布石を打っている様子だ。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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