南野拓実に“プレミア離脱”を勧める英メディア 「キャリアを再生するうえで助けになる」

リバプールでプレーするMF南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールでプレーするMF南野拓実【写真:Getty Images】

プレミアを離れるべき5選手を英特集、ヴェルナーらとともに南野の名前

 イングランドのプレミアリーグは、世界各国から代表選手が集まる。現在、世界で最もハイレベルなリーグだと考えられている。活躍できる選手がいる一方で、各国の代表選手であっても、活躍できないこともある。英スポーツメディア「Sportskeeda」は「プレミアリーグを離れるべき5選手」という特集を組み、その中にリバプールの日本代表MF南野拓実の名前も列挙されている。

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 コロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(ラージョ・バジェカーノ)、オランダ代表FWメンフィス・デパイ(バルセロナ)、アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリア(パリ・サンジェルマン)といった選手たちは、世界的に名の知られるスター選手たちだ。しかし、プレミアリーグでは本来の力を発揮できずに、輝けなかった。

 今シーズンの南野は、出場機会を与えられたプレシーズンやカップ戦で活躍を見せているものの、ユルゲン・クロップ監督はリーグ戦での起用を見送り続けている。この状況を受け、イングランド国内では、南野がプレミアリーグでプレーするために必要な能力を持ち合わせていないという考え方が広がっているのかもしれない。

 ライプツィヒ時代に見せていた高い得点力をチェルシーで示せていないドイツ代表FWティモ・ヴェルナーを真っ先に取り上げた記事で、2人目として名前が挙げられたのが、南野だった。南野について「高い評価を受けてプレミアに加入した。彼は2019年のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで観る者を感銘させたレッドブル・ザルツブルクの一員だった」と紹介し、リバプールとの対戦で印象的な活躍を見せたことを説明した。

 そのうえで、「しかし、南野は期待に応えることに失敗した。(2019-20シーズンの)後半戦に加入して、プレミアリーグ10試合に出場したが得点もアシストもなかった。昨シーズンはリバプールで、わずか9試合に出場したのみで、21年1月にはサウサンプトンに貸し出された。サウサンプトンでは最初の3試合で2得点を挙げて、輝かしいスタートを切った。だが、それ以上、記録を伸ばせないままリバプールに復帰した」と、リバプール加入後の1年半を振り返る。さらに今季はリバプールで、プレミアリーグに出場できていない状況を説明し、以下のように結論づけた。

「南野はザルツブルクにいた時は、チームのスターだった。しかし、フィジカル的な強さ、早いスピードが求められるプレミアリーグには、適応することに失敗した。そのため、イングランドを離れることが、南野のキャリアを再生するうえで助けになるはずだ」

 ヴェルナー、南野以外では、マンチェスター・シティのイングランド代表FWラヒーム・スターリング、チェルシーのモロッコ代表FWハキム・ツィエク、そしてマンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ビークと、いずれも世界的に知られた名手の名前が並んだ。

 どの選手も環境が変われば活躍できる可能性は十分にあるが、プレミアリーグに合わない選手という評価を覆すことはできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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