レバンドフスキの悲劇再び? ドルトが契約延長拒否の10番売却に応じず、来夏ゼロ円で流出か

ムヒタリアンとの契約延長交渉は決裂も、今夏に噂のマンUなどへ放出せず

 ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、2017年6月で契約満了となるアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンがクラブとの契約延長に応じない事実を公表。今季売却すれば移籍金を獲得できるが、アシスト王の流出をブロックし、来季ゼロ円で放出する方針を明らかにした。14年夏にポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキを、バイエルン・ミュンヘンに契約満了で放出した悲劇再び、となりそうだ。ドイツ地元紙「ビルト」が報じている。

 すでにドルトムントは今オフ、主将のドイツ代表DFマッツ・フンメルスがバイエルンへ、司令塔イルカイ・ギュンドアンがマンチェスター・シティへと移籍することが決まっている。さらに今季公式戦52試合で23得点32アシストと大爆発したブンデスリーガの“アシスト王”ムヒタリアンも、マンチェスター・ユナイテッドが2400万ユーロ(約29億円)で獲得のオファーを出しているとレポートされている。

 チーム得点王のガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンとともに去就が注目されるムヒタリアンだが、クラブ首脳がオファーを認めつつも悲しい現実を伝えた。

「我々は4カ月間、ヘンリク・ムヒタリアンと新しい契約交渉を進めてきた。我々は今、彼が契約にサインしないことを悟った。クラブ内部で序盤の移籍市場について激しい議論を交わしたが、来季ドルトムントにムヒタリアンは残留するという結論にたどり着いた」

 ヴァツケ氏はこう語った。契約期間の残る今夏に売却せず、1年後に移籍金ゼロでプレーメーカーと離別することを覚悟した。

 

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