「ジャガーポーズも忘れてしまった」 “劇的OG”誘発の浅野拓磨、豪州撃破に安堵
後半途中から出場し、同41分に相手のオウンゴールを誘う一撃を見舞う
日本代表は12日に埼玉スタジアムでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦に臨み、後半41分の勝ち越しゴールで2-1と競り勝った。後半途中から出場し、“劇的OG”を誘発し勝利に貢献したFW浅野拓磨は「ジャガーポーズも忘れてしまった」と振り返った。
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日本は前半8分、ペナルティーエリアの左角付近からMF南野拓実が低いクロスを入れると、すり抜けてきたボールをワントラップしたMF田中碧が右足の低いシュートをサイドネットに流し込んで先制に成功する。
しかしその後、チャンスを作りながら追加点を奪えずにいると、ペナルティーエリア手前で与えたフリーキックを、MFアイディン・フルスティッチに豪快に蹴り込まれて1-1の同点ゴールを許した。
このまま引き分けのムードが漂い始めた同41分、途中出場の浅野が左サイドのペナルティーエリア内で前を向きシュートを放つと、相手DFに当たってループシュートのようになり、さらに相手GKも弾いたボールがゴールポストへ。そこをカバーに来た相手DFアジズ・ベヒッチのオウンゴールになり、日本が2-1で競り勝った。
試合後のフラッシュインタビューで、浅野は「自分が試合を絶対に決めると思ってピッチに入った。ゴールに入った時は嬉しいというかホッとするというか、ジャガーポーズも忘れてしまった」と安堵しながら語り「チャンスはあると信じていた。自分が試合を決めるんだという気持ちを持ってピッチに入った」と振り返った。
豪州戦の勝利で日本はようやく2勝目。「僕らが崖っぷちにいるのは全員が承知している。誰一人として諦めている選手はいない。今日は勝ち点3を取ったけど厳しい状況には変わらない今日の1勝がこれからの日本の勢いになれば良い。ここで誰一人満足している選手はいないので、ここから一人一人の成長につなげないとW杯にはつながらない」と、今後の戦いを見据えた。
(FOOTBALL ZONE編集部)