クリバリ、相手ファンから「猿を意味する」差別被害を告白 GM謝罪「受け入れられない」

ナポリDFカリドゥ・クリバリ【写真:Getty Images】
ナポリDFカリドゥ・クリバリ【写真:Getty Images】

3日のフィオレンティーナ戦で罵声を浴びせられる

 イタリア・セリエAのナポリでプレーするセネガル代表DFカリドゥ・クリバリが、人種差別的な罵声を受けたことを告白した。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

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 ナポリは現地時間3日にフィオレンティーナとアウェーゲームを戦い、2-1で勝利した。その試合中、クリバリ、カメルーン代表MFアンドレ・アンギサ、ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの3人が、フィオレンティーナのサポーターから「猿を意味する差別的な言葉」で罵倒されていたという。

 試合後に中継を担当したスポーツチャンネル「DAZN」のインタビューでクリバリはこの事実を告白。そして、クリバリはその相手を探しながら「目の前に来て言ってみろ」と言い返したが、ロッカールームに下がる時にも罵声を浴びたという。

 これを受け、フィオレンティーナはGMを務めるジョー・バローネ氏がナポリ、そして選手たちに謝罪。そして、「このようなことは、フィレンツェでは受け入れられない」と明言したという。

 セリエAでは観客から飛ぶ黒人選手に対する差別的な罵声がしばしば問題になってきた。クリバリがこうした被害を訴えるのも初めてのことではない。花の都とも言われるフィレンツェで、決して許されない行為が繰り返されてしまったようだ。

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