アーセナル冨安、4試合連続スタメンへ 英メディア予想、評価上昇で堅守4バックに定着
デビューから3試合で好パフォーマンス、次節ブライトン戦も先発起用と現地予想
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は加入後3試合連続スタメン出場で、現在3連勝中のチームで定位置を確保している。地元メディアでは、現地時間2日に行われるプレミアリーグ第7節のブライトン戦も、4試合連続で先発起用されると予想されている。
今季セリエAのボローニャからアーセナルへ移籍した冨安。開幕から泥沼の3連敗でチームが最下位に沈んでいた第4節ノリッジ(1-0)でデビューを果たすと、そこから3試合連続で右サイドバックのレギュラーとしてプレー。その活躍から英メディアで「驚くべき発見」と称されるなど、瞬く間に評価を高めた。アーセナルは前節トッテナムとのノースロンドンダービーに勝利し、3連勝で順位を10位まで上げている。
そうしたなかで次節はブライトンとのアウェーゲームに臨む。ブライトンはアーセナルが開幕戦で敗れたブレントフォードやレスター・シティを下すなどここまで4勝1分1敗の戦績で6位と好調を維持している。
英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」の予想スタメンでは、冨安は引き続き右サイドバックとして名を連ねた。予想メンバーは以下の通りだ。
GK
アーロン・ラムズデール
DF
冨安健洋
ベン・ホワイト
ガブリエウ
キーラン・ティアニー
MF
トーマス・パーティ
アルベール・サンビ・ロコンガ
ブカヨ・サカ
マルティン・ウーデゴール
エミール・スミス・ロウ
FW
ピエール=エメリク・オーバメヤン
守備陣は、冨安以外にドイツ代表GKベルント・レノから定位置を奪取したGKラムズデール、アルテタ監督が「理解度がより高まっている」と絶賛するホワイトとガブリエウの両センターバック、そして攻撃面でのキーマンでもあるティアニーとここ3試合と同じセットが引き続き継続となる見通し。
中盤ではトッテナム戦で負傷したスイス代表MFグラニト・ジャカが右膝内側じん帯の損傷で全治3カ月と診断され、痛恨の離脱となったが、その代わりとして夏の新戦力であるロコンガがトーマスとダブルボランチを組むことになりそうだ。2列目はトッテナム戦と同じくサカ、ウーデゴール、スミス・ロウのヤングガンズが並ぶ。最前線はエースのオーバメヤンが務めることになるだろう。
アルテタ監督は好調ブライトンについて「非常に難しいゲームになるだろう」と十分な警戒を示している。アーセナルにとっては連勝がフロックではないことを示すのに最適なゲームとなるはずだ。
そして、ブライトンの左サイドにはヘタフェから新加入のスペイン代表DFマルク・ククレジャや元イングランド代表FWダニー・ウェルベックという強力なアタッカーが揃っているだけに、右サイドを守る冨安のパフォーマンスはこの試合でも鍵を握ることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)