アーセナル新4バックは「スター」と称賛 冨安デビュー後に“劇変”した守備力に英脚光

アーセナルは冨安含めた4バックが好パフォーマンス【写真:Getty Images】
アーセナルは冨安含めた4バックが好パフォーマンス【写真:Getty Images】

トッテナム戦で安定した守りを披露、3試合連続の好パフォーマンスに現地注目

 アーセナルは26日のプレミアリーグ第6節で宿敵トッテナムに3-1で快勝し、リーグ戦3連勝で10位に浮上した。英紙「デイリー・メール」は日本代表DF冨安健洋や移籍金5000万ポンド(約76億円)のイングランド代表DFベン・ホワイトらが名を連ねるアーセナルの新4バックを称賛している。

 開幕3連敗の後に2連勝と調子が上向いていたなかで迎えたノースロンドンダービー。ミケル・アルテタ監督はGKにアーロン・ラムズデール(23歳)、そして最終ラインに右から冨安(22歳)、ホワイト(23歳)、ガブリエウ(23歳)、キーラン・ティアニー(24歳)と、平均年齢23歳の守備陣を3試合連続で起用した。

 2試合連続完封勝利に貢献していたディフェンス陣はトッテナム相手にも安定した守りを見せ、前半のうちに3得点を決めた攻撃陣をしっかりとサポート。後半34分に韓国代表FWソン・フンミンにゴールを許したものの、チームは勝利を収めた。

 英紙「デイリー・メール」は週末のプレミアリーグの中で注目すべき10のポイントの一つとして、トッテナムの攻撃を抑え込んだアーセナルのディフェンス陣の活躍をピックアップ。「ダービーで勝利したアーセナルのDFたちは、過小評価されたスターたち」と取り上げている。

「冨安健洋、ベン・ホワイト、ガブリエウ、そしてキーラン・ティアニーの4人は赤きノースロンドンの4バックの中でファーストチョイスとなっている。このカルテットは、ボールを支配してもほとんど何もできなかったスパーズを相手に堅守を維持した」

 右センターバックとしてプレーしたホワイトは「昨シーズンの得点王ケインに対して効果的だった」と相手のエースを封じたと高評価。攻撃面での貢献も高い左サイドバックのティアニーも「4回のタックルを成功。これを上回って選手はいなかった」とこの試合では最多のタックル数だったと伝えられている。

 そして、第4節ノリッジ戦(1-0)でデビュー後、右サイドバックで3試合続けてスタメン出場した冨安については「ソンはガナーズの新しい右サイドバックの冨安に苦戦した。スパーズのスターはピッチの内側に入って慰めのゴールを決めた」と、対面した左ウイングのソン・フンミンに自由を与えなかった点を特筆されている。記事ではさらに「冨安健洋は危険なソン・フンミンを沈黙させた」とも記されている。

 冨安とホワイト、そしてGKラムズデールという新戦力の3人が早速スタメンに定着したアーセナルの守備陣は、開幕から3試合で9失点を喫していたディフェンス力を劇的に改善させ、試合を重ねるごとに評価を高めているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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