“ネイマール二世”から脱却、レアル4年目で覚醒の予感 課題のシュート技術に成長の跡

レアル・マドリードFWヴィニシウス【写真:AP】
レアル・マドリードFWヴィニシウス【写真:AP】

【U-21ヤングスターFILE|vol.1】ヴィニシウス・ジュニオール:今季リーガで4ゴール、キャリアハイを更新

【PLAYER DATA】
■所属:レアル・マドリード
■代表歴(国籍):ブラジル代表
■生年月日(年齢):2000年7月12日(21歳)
■主戦ポジション:左ウイング
■推定市場価格:4000万ユーロ(約52億円/Transfermarkt参照)

 “ネイマール二世”から脱却し、覚醒を予感させる活躍を見せているのが今季のヴィニシウスだ。ブラジルのフラメンゴから加入して今季が4シーズン目。課題だった決定力に磨きをかけ、“銀河系軍団”で定位置を掴んだ。

 もとより、ポテンシャルの高さは折り紙付きだ。2017年に行われた17歳以下の南米選手権でブラジルを優勝に導き、得点王とMVPをダブル受賞。プロ契約から1年でレアルに引き抜かれた。レアル加入後は熾烈なポジション争いの波に揉まれながらプレーしてきた。

 一瞬でトップスピードに乗る加速力やドリブルの技術は天下一品だが、ゴール前でのシュート技術には課題を残していたヴィニシウス。昨シーズンまでリーガ・エスパニョーラでの1シーズン最多ゴールは3得点(19-20&20-21シーズン)と物足りないもので、レアルOBの元アルゼンチン代表MFフェルナンド・レドンド氏からは「ラ・パウザ(休止の意。タメを作るプレーなどを指す)を学ばなければならない」と課題を指摘されたこともある。

 そんなヴィニシウスが今季は開幕から絶好調。開幕戦のアラベス戦(4-1)で1ゴール、第2節レバンテ戦(3-3)で2ゴールといずれも途中出場で結果を出すと、第3節ベティス戦(1-0)からスタメンに定着。第4節セルタ戦(5-2)でもゴールを決め、リーガでのキャリアハイを早くも更新した。セルタ戦で決めた今季4点目は相手GKの動きを見極め、冷静に逆を突く技ありの一撃。派手さはなくとも、確かな成長を感じさせるファインゴールだった。

 スペイン紙「マルカ」は、セルタ戦後に「ヴィニシウスが真のスターになりつつある」と目を見張る飛躍にスポットを当てた。ネイマールと比較されながらも、次から次へと現れる多くの逸材たちのなかに埋もれかけていた男が、今やレアルでFWカリム・ベンゼマと並ぶ存在になりつつある。

「彼はもはや高価な有望株からチームのトッププレーヤーとなっただけでなく、ラ・リーガ・サンタンデールの広告塔にもなれそうだ」(マルカ紙評)

 2000年生まれの21歳は、カルロ・アンチェロッティ監督率いる“白い巨人”のキーマンとして、そしてリーガを代表する選手としての競争に名乗りを上げた。

(Football ZONE web編集部)


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