清水和也、フットサルW杯スペイン戦へ決意 「日本にとって価値ある1点を取りたい」

フットサル日本代表の清水和也【写真:河合拓/Futsal X】
フットサル日本代表の清水和也【写真:河合拓/Futsal X】

2020年のスペイン1部リーグではベストゴールを受賞

 ストライカーにとって、ゴールは時に自分の人生を変えるものとなる。例えば、元日本代表FW鈴木隆行は、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で挙げたゴールにより、大会後にベルギーのヘンクへ移籍した。現在、リトアニアで開催されているフットサルW杯に出場する日本代表にも、スペイン1部リーグで活躍するFP清水和也がいる。世界のトップクラブへ飛躍するためにも、結果がほしいところだが、清水は「自分のためよりも、日本フットサル界のためにゴールを取りたい」と語った。

 2012年に横浜FCの元日本代表FW三浦知良が参戦したこともあり、当時は話題になったフットサル日本代表。だが、その4年後に行われたAFCフットサル選手権ウズベキスタン2016で5位以内に入れず、同年のフットサルW杯コロンビア大会の出場を逃したこともあり、フットサル日本代表だけでなく、フットサル自体が注目される機会が減っていった。

 2016年は直前で代表メンバー入りを逃していた清水は、その後、悔しさをバネにステップアップ。タイで開催されたU-20 AFCフットサル選手権の活躍も認められ、スペイン1部リーグのクラブへ移籍するに至った。

 W杯は世界のトップリーグやトップクラブへのステップアップを目指す選手にとっては、アピールの場になる。バルセロナ戦でのゴールが、2020年のスペイン1部リーグでのベストゴールにも選出され、大きな話題を呼んだ清水は、誰よりもゴールの価値や影響を知る者の1人だろう。そんな清水だが、今回のW杯の初戦となったアンゴラ戦(8-4)では不発に終わった。

 勝てば決勝トーナメント進出が決まる第2戦のスペイン戦を前に、清水は「W杯のゴールは、ベストゴールであっても、自分の体に当たって入ったゴールでも、めちゃくちゃ価値のあるゴールになります。自分のためではなく、チームのために、そして日本フットサル界にとっての価値ある1点をまずは取りたい。自分のためというよりは、自分が目指してきたこの舞台でとる1点を、このフットサル界のために捧げたい気持ちが強い」と、日本フットサル界を再び前進させるゴールを取る意欲を語った。

 前日練習では、全体練習が始まる前にブルーノ・ガルシア監督から呼ばれて入念に動き方をチェックしている姿も見られた。日本は、2019年12月に2試合、今年8月に1試合、スペイン代表と親善試合を行ったが、いずれの試合も清水は欠場していた。所属クラブで、スペイン全土を震撼させるゴールを決めた清水が、今度は世界に衝撃を与える自身にとってW杯初ゴールを狙っていく。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)


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