ヴァーディのアーセナル移籍阻止に動くレスター  ”守備の要”3人も直電で必死の説得

シュマイケル、モーガン、フートが本人に電話をかけ残留要請

 アーセナルへの移籍が決定的と見られているレスター・シティのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが、チームメートから必死の残留要請を受けている。レスターの守護神を務めるデンマーク代表GKカスパー・シュマイケル、主将のジャマイカ代表DFウェス・モーガン、ドイツ代表DFロベルト・フートの3人が、29歳のストライカーと連絡を取り、アーセナル移籍を断るように説得しているという。英紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 ヴァーディの周辺は、数日のうちに一気に騒がしくなった。リーグ2位に終わったアーセナルがヴァーディ獲得に動き、契約に盛り込まれていた契約解除金の満額2000万ポンド(約31億円)を支払うことで交渉は進展。英メディアでは10日に開幕する欧州選手権(EURO)を前に決定するとレポートされていた。それに対してレスターも年俸増額のオファーを用意するなどして、土壇場で必死に抵抗している。ヴァーディはすでにEURO開催地のフランスに入っており、移籍交渉は先延ばしになったと見られている。

 そしてレスターのチームメートも、リーグ初制覇の立役者となったエース慰留に向けて動き出していたことが分かった。守備の要であるシュマイケル、モーガン、フートの3選手はヴァーディの残留を懇願しており、アーセナルへの移籍話が明らかになった3日以降に直接本人に連絡を入れて、オファーを断るように要請しているという。

 大会開幕まで2日となり、ヴァーディの去就決定はEURO後になると予想されている。奇跡のリーグ優勝を果たしたチームメートの願いは、果たしてヴァーディに届くのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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