日本代表、中国戦出場全14選手「パフォーマンス査定」 相手に“脅威”を与えた最高評価は?

ボランチで出場しゲームメイクをこなしたMF柴崎岳【写真:ⓒJFA】
ボランチで出場しゲームメイクをこなしたMF柴崎岳【写真:ⓒJFA】

久保はトップ下で先発出場、右足で決定的なシュートもポストに嫌われる

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■柴崎 岳(レガネス)=★★☆☆☆
 重心が後方にあった中国がプレスをかけにこられない位置を常に探しながらゲームメークをこなし、しっかりパスを散らす。その一方で、後半41分にGKの正面を突いたブレ球のシュート以外は、枠を捉えるシーンがなかった点は残念。

■遠藤 航(シュツットガルト)=★★★☆☆
 中盤で豊富な運動量を見せて、ボールの回収に奔走。攻め込まれる回数が少なかったため、守備よりも攻撃面で目立つ場面が多かった。判断が早く少ないボールタッチでパスをさばき、狙える時は縦も狙った。

■伊東純也(ヘンク)=★★★★☆(→後半31分OUT)
 前半30分過ぎまでは中央に絞って、後方の室屋成に右サイドのスペースを作っていたため、あまり目立たなかった。それでも前半40分には積極的なランニングで相手の背後を取り、高精度のクロスを大迫勇也に合わせて先制点をアシスト。後半17分には相手のボールを奪い、スピードを生かしたチャンスメークも。厳しい判定でイエローカードが出されて累積2枚となったため、次戦は出場停止に。

■鎌田大地(フランクフルト)=★★☆☆☆(←後半31分IN)
 残り15分を切ってからピッチに立つ。オマーン戦に続いてトップ下の位置に入ってプレーしたが、リードを守り切るために時間を使うことを優先したのか、ゴールに向かえそうな場面でも、前へ行かずにノッキングを起こした。

■久保建英(マジョルカ)=★★★★☆
 途中出場したオマーン戦に続き、この試合ではトップ下で先発出場を果たす。セットプレーからも好配球。エリア内で右足を振り抜いてポストに嫌われた前半23分のシュート、遠藤航との連係から放った同38分のシュートと、中国にとっての脅威となった。鎌田大地の投入後は、右サイドに回ってプレー。最終盤には高いテクニックを生かしたキープも見せて、フル出場させるに値する選手であることを示す。

■古橋亨梧(セルティック)=★★★☆☆(→後半5分OUT)
 南野拓実の離脱もあり、原口元気に代わって左サイドハーフで先発出場。前半16分には中央に入って左足でシュートを放つなど、ポジションを変えて相手に的を絞らせずにゴールを狙う。良いプレーを見せていたものの、後半開始早々に負傷によりベンチへ退く。

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