日本代表、中国戦出場全14選手「パフォーマンス査定」 相手に“脅威”を与えた最高評価は?

中国代表に勝利し、最終予選初勝利となった日本代表【写真:ⓒJFA & AP】
中国代表に勝利し、最終予選初勝利となった日本代表【写真:ⓒJFA & AP】

W杯アジア最終予選で中国に1-0勝利、出場メンバー14選手を5段階で査定

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間7日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節で中国代表と対戦。アウェー扱いながら中立地カタールのドーハで行われた一戦で、1-0と最少得点差で勝利した。

 FIFAランキング71位の中国が前半は引いたこともあり、日本が圧倒的にボールを保持しながら攻め込んだが、奪ったゴールは前半40分にFW大迫勇也が決めた1点のみ。前後半を通じてピンチらしいピンチはなかったが、追加点も挙げられずに1-0の辛勝となった。この一戦で日本の各選手は、どのようなパフォーマンスを見せたのか。出場14選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。

<GK>
■権田修一(清水エスパルス)=★★★☆☆
 90分を通じて中国にチャンスらしいチャンスを作らせることがなかったため、シュートを防ぐ場面は皆無だった。それでも、ゴール前に送られたハイボールを相手選手と競り合いながらしっかりキャッチ、終盤の時間の使い方など老獪さを見せた。

(出場なし)
川島永嗣(ストラスブール)
谷 晃生(湘南ベルマーレ)

<DF>
■室屋成(ハノーファー)=★★★☆☆
 オーバーワークを配慮されてチームを離脱した酒井宏樹に代わり、先発出場を果たす。高い位置を取って、相手の左サイドを混乱させた。後半に中国が4バックにしてからも高い位置を取り続け、本来は左サイドハーフのアロイージオを最終ラインまで押し込む。クロスの精度や伊東純也との連係には改善の余地あり。

■吉田麻也(サンプドリア)=★★★☆☆
 最終ラインでボールを回す際には、絶えず危険な場所への縦パスを狙いながらボールを動かし、実際に何本かのくさびのパスを通した。「物足りないところもたくさんあった」と試合を振り返ったが、中国の1トップに入ったエウケソンへの対応も隙がなく、勝利につながる無失点に貢献した。

■冨安健洋(アーセナル)=★★★★☆
 ロンドンからドーハでチームに合流して、定位置のセンターバックに入る。引いて守る中国に対して、敵陣深くまで入り込み、縦パスを含めて両足を使ったビルドアップを見せる。守備面でも中国のロングボールが人に入っても、スペースに送られても問題なく対応した。

■長友佑都(無所属)=★★☆☆☆(→後半43分OUT)
 前半は果敢に高いポジションを取り、後半の終盤には相手が入れてきたロングボールに対して、スピードを生かして対応するなど良いプレーもあった。しかし全体的にパスミスが目立ち、特にクロスや後方からのロングボールについては精度を欠き、今後への不安を残した。試合終盤に相手との接触で足を痛めた影響からか、後半43分で交代。

■佐々木翔(サンフレッチェ広島)=評価なし(←後半43分IN)
 出場時間が短かったため、採点はなし。ゴール前でのハイボールの競り合いでは体を張っていた。長友佑都の無所属状態が続けば、今後の戦いで出場機会が増える可能性もあり、ここで最終予選を経験できたのはプラスに働くか。

(出場なし)
植田直通(ニーム)
中山雄太(ズウォレ)
昌子 源(ガンバ大阪)
山根視来(川崎フロンターレ)

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