浦和、ルヴァン杯ベスト8第1戦は川崎に1-1ドロー 関根の得点で先制も後半にPKで失点
第2戦でアウェーゴールのビハインドを跳ね返せるか
国内三大タイトルの一つ、ルヴァンカップの準々決勝第1戦が1日に各地で行われ、浦和レッズがリーグ首位の川崎フロンターレをホームに迎え撃った一戦は、1-1の引き分けに終わった。
ルヴァン杯は6月までにグループステージからラウンド16の戦いを終え、4チームが勝ち上がり。そこにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場している4チームを加えた8チームにより組み合わせ抽選会が行われ、この日からホーム&アウェーの準々決勝が始まった。
浦和はストライカーを置かず、FW江坂任とMF小泉佳穂のトップ下タイプの選手を前線に2枚並べてスタートした。序盤から川崎が浦和陣内に入り込む時間は長かったものの、浦和もボールを保持する時間を作り試合は拮抗した。
そして同35分、浦和は川崎の最終ラインのつなぎでミスが出たところを奪って江坂がペナルティーエリア内へ進出。GKチョン・ソンリョンを引き付けてから出したラストパスをMF関根貴大が流し込んで1-0で先制してハーフタイムを迎えた。
後半に入るとFW小林悠とMF小塚和季を投入した川崎が、より攻撃の圧力を強めた。そして同25分、MF脇坂泰斗がペナルティーエリア内に進出したプレーで、背後から浦和MF柴戸海が脇坂の足を踏んでしまう形になり、脇坂が転倒。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)から西村雄一レフェリーに進言があり映像確認の末にPKとジャッジされた。これをMF家長昭博が冷静に蹴り込んで、貴重なアウェーゴールで1-1の同点に追いついた。
後半36分に浦和は中盤でボールを奪ってのカウンターで、途中出場のMF大久保智明のラストパスを江坂がゴール前フリーで受ける決定機を得たが、シュートはGKチョン・ソンリョンの正面に飛び勝ち越しはならず。このまま1-1で引き分けて、勝負は5日に行われる川崎ホームでの第2戦に持ち越された。
川崎はこの試合の前半にDFジェジエウ、後半にはDF車屋紳太郎が負傷交代を余儀なくされて不安材料を残した。一方の浦和は、この試合で温存されたFWキャスパー・ユンカーらの攻撃陣がアウェーゴールのビハインドを跳ね返せるかが注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)