帰化選手より怖い? 日本を迎え撃つ中国、ドーハを“ホーム化”して得る不気味な優位性

長距離移動の日本はコンディション、環境面の不利が“厄介な敵”に…

 本来であれば彼らは南半球のオーストラリアに向かい、厳しいアウェーゲームを戦った後に縦の移動で中国まで移動するはずだった。そうなるとホームの地の利はあっても、日本から中国に移動するだけの日本より不利な部分も大いにあるだろう。それがカタールのドーハ、しかも同じスタジアムになったことで中国側のアドバンテージ、言い換えれば日本側の不利は大きい。

 中国はエウケソン、アラン、アロイージオ、ティアス・ブラウニングという4人の帰化選手を擁して挑んでくる。彼らも日本にとって脅威だが、それ以上にコンディション、環境面の有利不利が“厄介な敵”になりそうだ。

 カタールのドーハと言えば、日本がアメリカW杯を逃した「ドーハの悲劇」が有名だ。しかし、2011年のアジアカップではザックジャパンが王者に輝き、負のイメージを書き換えた。今回はドーハが日本にとって歓喜の地になるのか、悲劇の地になるのか。もちろん前者になることを期待して注目していきたい。

(河治良幸 / Yoshiyuki Kawaji)

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河治良幸

かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。

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